※せどりの管理用Excelテンプレートは、こちらから無料でダウンロードできます
せどりをしていて
「利益は出ているはずなのに、お金が増えない」
と感じることはありませんか?
これは仕入れ・売上・在庫・入金を別々に管理して、せどり全体のお金の流れを把握できていないことが原因の一つです
せどりを始めたばかりの頃は、扱う商品数も仕入れ金額も少ないため、Amazonセラーセントラルの画面だけでもある程度は管理できます
しかし、扱う商品や仕入れ金額が増え、売上も伸びてくると
「現在の在庫はいくらあるんだろう?」
「今月いくら仕入れたんだっけ?」
「来月のカード支払いはいくら?」
「Amazonからの入金だけで支払いは足りるかな?」
と、在庫とお金の全体像が見えにくくなってきます
実際に私も、利益だけを見て仕入れを続けた結果、在庫金額が269万円まで増え、家計からせどり資金を150万円追加した経験があります
この記事では、私が実際に使っているExcel台帳を紹介しながら
✔️仕入れ・売上・在庫・入金を一元管理する方法
✔️台帳に記録しておきたい項目
を解説します
💡仕入れ・売上・在庫・入金を別々に確認していると、お金と在庫の全体像を把握しにくくなります
一つの台帳で管理することで、利益だけでなく資金の流れも確認できます
せどりの台帳管理で押さえるべき4つの項目

せどりを台帳で管理する際に、押さえておきたい項目は、次の4つです
✔️仕入れ額
✔️売上と利益
✔️在庫
✔️入金額
この4つをまとめて管理することで、お金の流れと在庫を把握できるようになります
逆に、どれか一つが抜けていたり、バラバラに管理していると、お金と在庫の全体像が分かりにくくなってしまいます
ここからは、それぞれを管理する目的と、台帳に記録しておきたい項目を解説します
仕入れを管理する項目
せどりは「何を、いくらで、いくつ仕入れたか」からすべてが始まります
仕入れ価格や数量を正しく把握していないと、利益計算だけでなく、追加仕入れや値下げの判断もできません
特に重要なのは、次の3つです
✔️仕入れ時に、「仕入れ金額」と「想定利益」を記録する
✔️仕入日・支払い方法・仕入れ金額を記録し、カードの支払予定額を把握する
✔️赤字にならない最低販売価格(損益分岐点)を把握する
この3つを確認しておかないと
❌利益が出ているつもりでも、実際はほとんど利益が残らない
❌仕入れが先行して、カードの支払いに必要な資金が不足する
❌価格競争になったときの撤退ラインが分からず、不良在庫になる
こうして、売上は増えていても、手元のお金は徐々に減っていきます

仕入れ管理の具体的な方法や、押さえておくべき項目と理由は
こちらの記事で詳しく解説しています▼
売上を管理する項目
商品が売れた後は、「いくらで売れたか」だけでなく、Amazon手数料や送料を差し引いた「実際の利益」を把握することが重要です
売上だけを見ていると
「商品は売れるのにお金が増えない」
という状態になりがちです
特に重要なのは、次の2つです
✔️販売価格だけでなく、手数料や送料を差し引いた「利益額・利益率」を把握する
✔️販売日と販売価格を記録し、仕入れ時の想定利益と実際の利益を比較する
この2つを確認しておかないと、売上が伸びていても、実際の利益がどれくらいかが分からなくなります
また、想定利益と実際の利益を比較しなければ、その仕入れ判断が正しかったのかを検証できません

売上管理の具体的な方法や押さえておくべき項目とその理由は
こちらの記事で詳しく解説しています▼
在庫の管理|仕入れ・売上情報から在庫を把握する
在庫を把握するために、個別に入力する項目はありません
商品を仕入れたときに仕入れ情報を入力し、売れたときに売上情報を入力します
売上情報が入力されていない商品が、そのまま現在の在庫として残ります
この台帳を見れば
✔️何の商品が残っているか
✔️在庫として残っている金額はいくらか
✔️長期間売れていない商品は何か
を確認できます
在庫を把握しておかないと
❌売れていない商品を追加で仕入れてしまう
❌いくら分の在庫が残っているか分からない
❌長期在庫の処分が遅れる
といった問題が起こります
私も以前、在庫金額をしっかりと把握しないまま仕入れを続けて、在庫金額が269万円まで増えてしまいました
仕入れと売上を同じ台帳で管理することで、現在の在庫数と在庫金額を確認できるようになります
適正在庫の目安や、私が実際の販売データを使って在庫数を分析した結果は
こちらの記事で紹介しています▼
入金を管理する項目
商品が売れても、すぐに使えるお金になるわけではありません
Amazonからの入金日と、仕入れに使ったクレジットカードの支払いタイミングにはズレがあります
売上や利益だけを見ていると
「利益は出ているはずなのに、クレジットカードの支払いにお金が足りない」
ということになります
入金管理で確認しておきたいのは、次の2つです
✔️Amazonからいつ、いくら入金されるのかを把握する
✔️クレジットカードの支払日と支払金額を把握する
この2つを照らし合わせてみることで、Amazonからの入金が次回のクレジットカードの支払いに足りるのかを確認できます
売上ではなく、実際の入金を確認することで、はじめてせどりのお金の流れが見えるようになります

Amazonの入金タイミングを確認する方法や、入金情報を台帳へ記録する手順は
こちらの記事で詳しく解説しています▼
Excel台帳で月別の入金額とカードの支払額を確認する
利益と在庫を管理するために大切なことは、仕入れ・売上・入金をバラバラに見るのではなく「1つの流れ」として管理することです
私は、商品ごとに入力した情報を月ごとに集計して、仕入れに使ったお金がどのくらい入金として戻ったのか、実際にいくら利益が残ったのかを確認しています

仕入費用と売上(入金)を確認する

「仕入費用」には、その月にそれぞれのクレジットカードでどれだけ支払ったかを集計しています
クレジットカードによって、締め日や引き落とし日が異なるため、クレジットカードごとに分けて管理しています
「現金払い/仕入れ費用」は、
✔️現金で仕入れた場合の費用(現在はほぼ0円)
✔️送料や梱包資材などの経費
を集計しています
商品の仕入代金とその他の経費を分けておくことで、何にお金を使ったのかを確認しやすくしています
「売上(入金)」は、その月に売れた商品の販売価格から、Amazon手数料や送料などの販売経費を差し引いた金額です
Amazonから実際に振り込まれる金額ではなく、販売月を基準にした入金相当額として集計しています
「収支」は、売上(入金)から、その月の仕入費用を引いて計算しています
収支 = 売上(入金) - 仕入費用
ここで注意したいのは、収支は現金の増減を表しているわけではないということです
商品が売れた日と、Amazonから実際に入金される日にはズレがあります
そのため、実際の資金の増減は、次に説明するAmazonの入金額とカードの支払額を照らし合わせて確認しています
せどりでクレジットカードを使うメリットと注意点については
こちらの記事で解説しています▼
Amazonからの入金とキャッシュフローを確認する
「FBA入金」には、Amazonから実際に振り込まれる金額を、入金日ごとに集計しています
私のアカウントでは原則15日ごとに入金されますので、
✔️1回目の入金
✔️2回目の入金
✔️3回目の入金
に分けて記録し、その月の入金合計を集計しています
私が仕入れに使ったクレジットカードは、原則として翌月に引き落とされます
私の台帳では、「キャッシュフロー」は当月のAmazonからの入金額から前月の仕入費用を引いて計算しています
キャッシュフロー = 当月のFBA入金額 - 前月の仕入費用
例えば、2025年5月は

Amazonからの入金が
✔️1回目の入金:299,386円
✔️2回目の入金:260,745円
✔️3回目の入金:236,138円
✔️2025年4月の仕入れ費用:406,261円
なので、この月のキャッシュフローは
299,386 + 260,745 + 236,138 - 406,261 = 390,008円
となり、この月はAmazonからの入金だけでカードの支払いをまかなえて、台帳上のキャッシュフローは390,008円増えたことになります
反対にキャッシュフローがマイナスの場合は、Amazonからの入金だけでは支払いに足りず、せどり口座の現金を取り崩すことになります
利益が出ているかだけでなく、実際のお金が増えたかどうかを確認するために、Amazonからの入金額と仕入費用を照らし合わせています
キャッシュフローの重要性と改善策については
こちらの記事で解説しています▼
実際の利益と利益率を確認する

最後に確認するのが、商品を販売して実際に残った利益と利益率です
私の場合、仕入れ時の利益率15%を目安にしていますが、その結果がどうだったのかを確認しています
「売値」は、その月に売れた商品の販売価格の合計です
「販売経費」は、その商品にかかった
✔️Amazonの販売手数料
✔️FBA配送代行手数料
✔️自己発送の送料
などです
「売値」から「販売経費」を差し引いたのが「入金」になります
さらに、「入金」から売れた商品の「仕入原価」を引くことで、実際の「利益」を計算しています
利益 = 入金 - 仕入原価
利益率は、売値に対して利益がどのくらい残ったかを表した数字です
利益率 = 利益 ÷ 売値 × 100
私の場合、せどりを始めてからの売上は約2,024万円、利益は約339万円、利益率は16.8%でした
月ごとの利益と利益率を確認することで、
✔️売上は増えているのに利益が減っていないか
✔️仕入れ時に想定した利益を確保できているか
✔️手数料や送料が利益を圧迫していないか
を確認できます
なお、この表の利益には、仕入れの際に付与されたポイントは含めていません
ポイントを利益に含めると実際の商品販売で残った利益が分かりにくくなるため、商品を販売して得た利益額だけを集計しています
実際の私のせどりの利益率を分析した結果は
こちらの記事で解説しています▼
Excel台帳に仕入れ・売上・入金を入力する手順

私の使っている台帳では、それぞれの項目を毎月計算するわけではなく、自動で集計できるようにしています
実際に私が使っている台帳のテンプレートは
こちらからダウンロードできます▼
入力の流れは、次のとおりです
商品を仕入れたら仕入れ情報を入力する
商品を仕入れたら、商品ごとに1行ずつ仕入れ情報を入力します
✔️商品名・JANコード・ASIN
✔️注文日
✔️商品代金・送料
✔️実際の支払額
✔️使用したクレジットカード
✔️ポイント値引き
✔️想定販売価格
✔️想定販売価格で売れた場合の手数料
これらを入力して、仕入れ時点での利益率・利益額を確認します
商品が届いたら在庫として計上する
商品が納品されたら、納品日・領収書の有無を記録します
「FBA発送日」の欄には、販売方法に応じて次のように入力します
✔️自己発送で販売する商品:「出品者出荷」
✔️FBAで販売する商品:FBA倉庫へ発送した日
こうしておくことで、自己発送の在庫とFBA在庫を区別できます
また、FBA納品日を記録しておくことで、FBA倉庫での商品紛失の際に、いつ発送した商品なのかを確認でき、補償申請がスムーズにできます
商品に注文が入ったら売上情報を入力する
商品が売れたら、販売価格・注文番号・注文年月日を追記します
注文された時点で注文番号を記入しておくことで、売れていない商品と区別することができ、現在の在庫を確認できるようになります
また、自己発送の場合は、FBA発送日の「出品者出荷」を「自己発送」に変更します
注文された時点では、Amazon手数料は確定していないので出品時に計算した想定額のまま変更しません
支払いが確定したら売上情報を確定させる
注文が入った状態は、まだ売上が確定していません
購入者の支払いが確定しペイメント情報に反映された段階で、実際のAmazon手数料や入金額を台帳に反映します
売上情報を確定する手順は、次のとおりです
- セラーセントラルの「ペイメントダッシュボード」から「留保中トランザクション」をダウンロードする
- 注文番号を使って台帳の商品と紐づける
- Amazon手数料や入金額を実際の金額に修正する
- 販売確定年月日に日付を追記する
これで、仕入れ時に計算した想定利益ではなく、実際の販売価格と手数料を使った利益額・利益率を確認できるようになります
私は、この作業を毎週土曜日にまとめて行っています
Amazonから入金情報を記録する
売上情報を確定させた後は、Amazonからの入金情報を記録します
入金情報を記入する手順は次の通りです
- セラーセントラルの「ペイメントダッシュボード」を開く
- 「トランザクション」タブから、現在の決済期間の一覧をダウンロードする
- 注文番号を使って台帳の商品と紐づける
- FBA入金の欄に入金タイミングを記入する
入金タイミングは、「年月」と「何回目の入金か」が分かるようにしています
例えば2024年5月の1回目の入金の場合は「2024051」と入力します
この情報を記録しておくことで
✔️次回のAmazonからの入金額はいくらになるのか
✔️売れた商品の売上が入金済みか、まだ入金前なのか
を確認できます
まとめ
せどりでお金が増えない原因の一つは
「仕入れ・売上・入金」を別々に管理し、お金の流れを把握できていないこと
です
この3つを一つの流れとしてまとめて管理することで、はじめてお金の動きが見えるようになります
お金の流れが見えるようになれば
✔️次の仕入れにいくら使えるのか
✔️クレジットカードの支払いに必要なお金は足りるのか
✔️いくら分の商品が在庫として残っているのか
✔️実際にどれくらい利益が残っているのか
を確認できるようになります
特別な有料ツールは必要ありません
まずはテンプレートをダウンロードして
仕入れた商品が「売上」「在庫」「入金」のどこにあるのかを確認できる状態にすることから始めてみてください
FAQ
Q.管理はエクセルじゃないとダメですか?
A.エクセルでなくても問題ありません
Googleスプレッドシートなど、使いやすいものでOKです
大切なのはツールではなく、「仕入れ・売上・入金を一つの流れで管理すること」です
Q.台帳で管理するのは手間ですが、セラーセントラルだけではダメですか?
A.商品数が少ないうちは問題ありません
ただ、仕入れや売上が増えてくると、全体の流れを把握するのが難しくなります
資金繰りまで管理するなら、台帳での一元管理がおすすめです
Q.管理が面倒で続かないのですが、どうすればいいですか?
A.最初から完璧にやろうとしないことが大切です
まずは簡単な項目だけで始めて、習慣化することを優先しましょう
慣れてくると、管理することで逆に判断がラクになります
Q.テンプレートはどのように使えばいいですか?
A.商品ごとに「仕入れ・売上・入金」を紐づけて入力していきます
最初はざっくりでも大丈夫なので、実際に使いながら自分に合う形に調整していくのがおすすめです
使い方が分からない場合は、コメント欄から質問いただければ、詳細に回答します
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