Amazonから「必要なアクション:出品が停止されました」ってメールが届いたんですが・・・これってアカウント停止ですか?
大丈夫です。落ち着いて。私も最初にこのメールを見たときは焦りました。でも、ちゃんと手順通りに対応すれば、解決できますよ。
この記事はこんな人に向けて書いています
- Amazonから“出品停止”のメールが届いて不安になっている方
- 出品停止やアカウント停止が不安な方
- 実際にどんな手順で対応すればいいのか知りたい方
Amazonせどりをしていると、時々「出品が停止されました」というメールが届くことがあります。
メールの文面には「知的財産を侵害」「著作権の侵害」「アカウント停止」といった、不安になる言葉が並んでいて、私も始めて受け取ったときは正直パニックになりました。
こんなメールを受け取ったら、初心者は焦ってしまうと思います。
ですが多くの場合、アカウント全体の停止ではなく、特定の商品だけが一時的に出品停止されているだけです。
この記事では、そんなメールを受け取ったときにどう対応すればいいか、私が実際に行った手順を、スクショを交えて具体的に解説していきたいと思います。
- Amazonから届く「出品停止」のメール内容と意味
- 実際に行った削除・返送の対応手順(スクショ解説)
- 異議申し立てをせず撤退するメリット
目次
警告メールの内容
ある日突然、Amazonからこんな内容のメールが届きました。




要約すると
- 商品ページに「他社の著作権画像」が使われている
- 知的財産侵害の疑いがあるので、一時的に出品停止した
- アカウント健全性ページから「解決」する必要がある
- 問題に対応せずに、他の違反が発生した場合、アカウント停止されることがある
という内容です。
Keiの体験談
初めてこのメールを受け取ったときは、せどりを初めて3か月くらいのときでした。
メールを見た瞬間、「アカウント停止!?」と血の気が引き、「仕入れた商品が全部ムダになって、数十万の赤字で副業終了か・・・」と覚悟しました。
ネットで調べみると「商品ページに使われている写真が規約違反しているかもしれない」とありましたが、正直どこが違反なのかわかりません。
そもそも、その商品ページは自分で作ったものではなかったので修正のしようもなく、「どうしたらいいんだ・・・」と途方に暮れてしまいました。
テクニカルサポートに問い合わせても「アカウント健全性ページから対応してください」と、メールと同じような回答しか返ってこず、解決策が見いだせませんでした。
数日間、色々調べてようやくシンプルな対応方法で解決できました。
当時は、縦積みしていた商品の一つであったため、出品停止は大きな痛手になりました。
結局この一件は、「在庫を一極集中させる怖さ」と「Amazonに頼り切る危うさ」を思い知らされる出来事でした。
この後、私が実際に行った対応手順と、同じ失敗をしないための注意点をお伝えします。
実際に行った対応手順
私が行った対応は「商品の返送」「商品情報の削除」「アカウント健全性ページで対処」です。
以下の手順で進めました。
Step1.商品の返送(FBAに納品している場合)
1.Amazonから届いたメールの最下部に、対象商品のASINが記載されています。
2.セラーセントラルの「全在庫の管理」画面で当該商品を探す。
3.右側のメニューから「返送/所有権の放棄依頼の作成」を選択。

4.「返送/所有権の放棄方法を選択する」で「発送先住所」を選ぶ。
5.「返送の出荷可能数量」を入力し「確認」をクリック。

基本的に「返送」を選ぶのがおすすめ。サイズによりますが返送費用は1個当たり数十円程度で、他販路で販売可能になります。
「廃棄」を選ぶと、Amazonで商品を廃棄されてしまうので、返送・再販費用を考えて、特別な事情がなければ避けた方が無難です。
Step2.商品情報を削除
1.セラーセントラルの「全在庫の管理」画面で当該商品を探す。
2.右側のメニューから「出品情報の削除」を選択。

3.確認画面が表示されるので、「出品情報の削除」をクリック

必ず「返送(または廃棄)」を済ませてから、削除してください。
先に出品情報を削除すると、返送できなくなります。
Step3.アカウント健全性ページの対処
1.メニューから【パフォーマンス → アカウント健全性】をクリック。

2.「知的財産侵害の疑い」に件数が表示されているので、クリック。

3.違反の商品と内容が表示されているので確認
4.内容を確認し、チェックを入れて「送信」をクリック

Step4.完了確認
アカウント健全性ページで「知的財産侵害の疑い」の件数が0になっていれば完了です。
念のため、数日間は再度通知が来ないかを確認しておくと安心です。
私も何度か出品停止を経験しています。
中には単価が安く、他販路で販売しても送料や手数料で赤字になってしまい、泣く泣く廃棄にしたケースもありました。
FBAからの返送自体は1個あたり数十円程度ですが、その後に販売する際の送料・手数料を含めて計算して、「返送するか廃棄するか」を判断するのが大切です。
他販路で販売する場合、Amazonほど高値が付かないケースが多いです。
例えば、Amazonでは1,500円の商品が、他販路では売値1,000円にしかならないケースです。
- 返送費用 :80円
- 販売手数料:300円
- 送料 :700円
- 合計コスト:1,080円
この場合、1,000円で商品を売っても▲80円の赤字です。
また、返送された商品は当然ながら保管スペースが必要になります。
大量に縦積みしていた商品を返送した時は、段ボールが部屋を埋め尽くしてしまい、返送を後悔したことも。
他販路ではAmazonほど高回転で売れません。
返送するなら商品の保管スペースをしっかり確保することも重要です。
場合によっては、多少の利益を捨ててでも商品を廃棄する決断も必要です。
これ以降、私は「返送費用+再販コスト」と「保管スペースの有無」を天秤にかけて、返送か廃棄かを決めるようにしています。
初心者の方は返送前に一度シミュレーションをしてみることをお勧めします。
このほかのパターン
このほか、出品停止の理由には「商品情報が規約通りに設定されていない」というケースもあります。
この場合、理屈では商品ページの情報を修正をすれば再出品可能となっていますが、実際に自分で作成したページでなければ修正ができないことが多いです。
私も一度サポートに相談したり、異議申し立てをしてみたことがありますが、結局再出品できたことはありませんでした。
私は、こうしたケースでは無理に戦わずに、潔く撤退することにしています。
時間と労力をかけても売り上げにはつながらないですし、対応が遅れてアカウントに傷がつくリスクを避ける方が優先だと考えます。
ただし、価格設定が原因で出品停止になった場合は別です。
相場より高めに価格設定されているとAmazonが判断した場合は、素直に価格を下げれば再出品できるケースがほとんどです。
注意したいのは、これまで普通に価格設定できていた商品であっても、ライバルセラーがいなくなった瞬間に、「相場が下がった」と判定され、価格が高すぎる扱いになって出品停止になるケースです。
相場の動きやライバルの有無は常に目を配る必要があります。
私も「商品情報の修正が必要」ということで、何度かチャレンジしたことがありますが、1度も成功したことはありません。
具体的には、商品の名称が規約通りになっていないという指摘を受け、修正リクエストを出しました。
ところが、商品情報は一向に修正されず。
サポートに確認しても、「反映されるまでに24時間かかるので、24時間後に確認してください」の一点張り。
「修正⇒24時間待つ」を繰り返しましたが、結局商品ページは修正されず。
再度サポートに問い合わせると、今度は「商品ページのオーナーでないので修正できない」と言われました。
「最初からそう言ってくれ!」と思いましたが、このやりとりに1週間以上かけ、在庫は売れずに販売機会を逃し、ただ時間だけを無駄にしました。
これ以降、こうしたケースでは無理に戦わずに素直に別販路で販売することにしています。
その方が早くキャッシュの回収ができ、次の仕入れにつなげることができるからです。
初心者はこうしたケースに遭遇したら、「撤退も一つの戦略」と割り切ることをお勧めします。
まずAmazonには勝てないので、その時間を次の仕入れやリサーチに充てた方が、最終的にプラスになります。
同じようなメールを受け取らないために
どんな商品が出品停止になるかは正直完全に予測することは難しいです。
しかし、以下のポイントを意識しておくことでリスクを大きく減らすことができます。
🔍商品選定での予防策
- メーカー・ブランド品は注意
大手メーカーやキャラクター商品は、知的財産権に関する警告を受けやすいジャンルです。 - JANコードの有無を確認
正規品であれば通常JANがあります。
JANコードがない商品は非正規品・コピー品の可能性があるため要注意です。 - 出品者数を確認
Keepaなどのツールで出品者数をチェックしましょう。
出品者が極端に少ない、あるいはAmazon本体しかいない商品はリスクが高いサインです。
🧾書類準備での予防策
- 仕入れ証明(納品書・請求書)を保管
納品書や請求書を保管しておくことで、正規のルートから仕入を証明できます。
知財関連の申し立てに対して有効な反論材料となります。 - 領収書はPDF保存・フォルダ整理
紙のままでは紛失の恐れがあるため、PDFにしてフォルダ分けしておくと安心です。
メーカーや代理店からの仕入れなら信頼度も高く、対応がスムーズになります。
私が過去に警告を受けた商品には、次のようなものがあります。
- ピクミン関連商品
- Honda車のトミカ
- キティ関連商品
- 鬼滅の刃関連商品
同じカテゴリ内でも普通に出品できている商品もあるため、正直なところ「何がOKで何がNGか」の基準はよくわかりません。
それでも経験上、アニメ・ゲーム系のキャラクター商品は規制が厳しいと思われます。
まとめ
Amazonの「出品停止」メールは焦りますが、多くの場合はアカウント全体の停止ではなく、特定商品の出品停止です。
対応は「返送・削除・アカウント健全性ページでの処理」が基本。返送か廃棄の判断は「再販コスト」と「保管スペース」でシミュレーションして決めましょう。
また、「商品情報の不備」が理由の場合は、修正できないことが多く、無理に戦わず撤退する方が結果的に得策です。
価格設定が原因なら、相場に合わせて調整すれば再出品できるケースもあります。
大事なのは「粘りすぎて時間を浪費しない」こと。
Amazonに勝てない戦いは割り切り、その時間を次の仕入れやリサーチに回す方が、最終的にはプラスにつながります。
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