なかなか売れない在庫ってどうしていますか?
今は相場が下がっているけど、もう少し待てば売れるかもしれないし
赤字で売るのはちょっと不安です
基本的に、仕入れた時の想定通りに売れないなら、赤字でもいいから早めに売って現金化した方がいいです
せどりでは「損切り=失敗」ではなく、次につなげる必須のテクニックです
💡想定通りに売れないなら積極的な損切りで現金を回収しましょう
損切りは“損を確定させる”行為ではなく、在庫として拘束されているお金を動かし、次の利益につなげるための戦略です
せどりをしていると、仕入れた時の想定通りに売れない商品は必ず出てきます
そのとき重要なのが「いつ見切りをつけるか」の判断です
なぜなら、売れない在庫は「お金が止まっている状態」だからです
せどりは、お金を在庫に変えて回転させながら、お金を増やしていく副業です
在庫として寝ている間は、1円も利益を生まずに新たな仕入れのチャンスも失ってしまいます
赤字で商品を売る損切りが、なぜお金を増やすことにつながるのか
この記事では、具体例をもとに損切りの重要性について解説していきます
この記事はこんな人に向けて書いています
- 売れ残り在庫を抱えて「どうするべきか」判断に迷っている人
- 赤字で売るのが怖くて、在庫を手放せずにいる人
- 利益は出ているのに、なぜか現金が増えないと感じている人
- 損切りすべきタイミングと、その判断基準
- 損切り後に現金を回すことで収益が伸びる理由
- 「損して得する」回転思考の考え方
目次
損切りとは?
「損切り」とは、赤字でも商品を売って現金を回収することです
一見すると損をしているように見えますが、せどりでは「現金を止めないこと」が最も重要です
在庫としてお金を寝かせるよりも、一度現金に戻して、次の仕入れに回した方が利益は伸びやすくなります
損切りと寝かせの比較シミュレーション
損切りと寝かせの売上、利益、手元資金の差をシミュレーションしてみます
想定条件
| 手元資金 | 10,000円 |
| 仕入れ | 1,000円/個 × 10個 |
| 想定販売価格 | 2,000円/個(利益200円/個) |
| 値崩れ後の販売価格 | 1,500円/個(利益▲300円/個) |
販売状況
✔️3か月で2,000円×3個販売
✔️残り7個は売れずに1,500円まで値崩れ
✔️相場回復は更に半年後見込み
✔️入金額は、売上の70%
「寝かせ」と「損切り+再仕入れ」の比較
「損切り」と「寝かせ」で、完売した時の売上・利益・手元資金を比較してみました
| 項目 | 寝かせ | 損切り |
|---|---|---|
| 売上 | 2,000円×3個=6,000円 | 2,000円×3個+1,500円×7個=16,500円 |
| 利益 | 200円×3個=600円 | 200円×3個+(▲300円)×7個=▲1,500円 |
| 手元資金 | 1,400円×3個=4,200円 | 1,400円×3個+1,050円×7個=11,550円 |
| 相場回復後の想定売上 | 2,000円×7個=14,000円 | 0円 |
| 相場回復後の想定利益 | 200円×10個=2,000円 | - |
| 相場回復後の想定手元資金 | 1,400円×10個=14,000円 | - |
値崩れ直後に損切りした場合、利益は赤字になりますが、手元資金は回収することができます(△1,550円)
逆に、寝かせの場合は利益は黒字になりますが、手元資金は回収できずに在庫としてロックされます(▲5,800円)
半年後、見込み通りに相場が戻れば「寝かせ」の方も、しっかりと手元資金を増やすことができますが、逆に相場が更に悪くなる可能性もゼロではありません
せどりで大切なのは「利益」ではなく、「現金(手元資金)」です
在庫として資金を寝かせるとキャッシュフローが悪化し、次の仕入れができなくなります
最悪の場合クレジットカードの支払いに間に合わず、資金ショートにつながることもあります
こうした事態を防ぐためにも、想定している販売期間を超えた場合は、積極的な損切りによる資金回収が重要になります
複利の力|損切りで回収した資金を回転させると?
損切りで回収した資金で、利益率15%の別の商品を仕入れて販売したとします
仮に2か月ごとに販売・再仕入れを繰り返し、半年で3回転させることができたとすると、手元の資金は約17,566円になります
参考)11,550円×(1+利益率0.15)^3≒17,566円
一方、半年間寝かせた場合、相場が回復して得られる手元資金は14,000円
最終的な金額でも、複利で回転をさせた方が手元資金を増やすことができます
損切りは一時的には赤字になりますが、現金を止めずに回転させることで最終的な資金は大きく伸びていきます
更に、損切りによって得られるものはお金だけではありません
✔️販売実績
✔️損切りの経験
✔️資金を回転させる感覚
は、より強く、安定して稼げるせどりにつながっていきます
上級編|寝かせが有効な4つのケース
ここまで「損切り」を前提に解説してきましたが、すべてのケースで損切りが正解というわけではありません
一部の商品では、あえて「寝かせる」ことで利益を伸ばせるケースもあります
ただし、寝かせは上級者向けの戦略で、在庫管理力・相場観・保管スペース・資金的余裕が必要です
特にキャッシュに余裕がない初心者は
「資金拘束=機会損失」
になりやすいので注意が必要です
それらも踏まえて、寝かせが有効な代表的なパターンを紹介します
季節商品やイベント商品
例:クリスマス、ハロウィン、バレンタイン、入学卒業関連など
一時的に相場が下がっても、来年の同じ時期には需要が戻る可能性が高いため、寝かせが有効です
限定・廃盤商品
例:コラボ商品、販売終了したキャラクターグッズ、期間限定カラーなど
供給が完全に止まり、時間が経つとプレミア価格になる可能性がある商品は、寝かせる価値があります
値崩れ後にライバルが撤退しやすい商品
例:大型商品や送料が高い商品、在庫保管にコストがかかる商品
他のセラーが撤退した後、自分の出品だけが残り価格が回復するケースがあります
トレンドや相場の回復が読める商品
例:新モデルが出て一時的に下落している旧モデル
トレンドやサイクルを読めるジャンル(家電・模型・ホビーなど)では、一時的な値崩れの後の反発を狙う寝かせが有効です。
最安値にしても損切りできない場合
Amazonせどりをしていると
「ライバルがいないし、最安値にもしているのに、なぜか売れない…」
という場面に出くわすことがあります
この場合の原因は、次の二つのどちらかです
✔️相場より価格が高すぎて売れない
✔️そもそも需要が無くて売れない
相場よりも価格が高すぎるケース
今の価格が最安値でも、過去の販売履歴(相場)より高ければ、なかなか売れません
割高な商品は、購入者は「もう少し下がるまで待とう」と判断するためです
Keepaなどで過去の販売価格を確認し、1週間単位で徐々に値下げをしていきましょう
ライバルがいないのに一気に過去の相場に落としてしまうと、せっかく利益を逃してしまうことになるので注意が必要です
カートを取って売りやすくするための価格設定については
こちらの記事で解説しています▼
商品自体に需要がない場合
もう1つは「そもそも商品自体に需要がない」パターンです
セラーセントラルの「全在庫の管理」画面にある「ページ閲覧数」を確認してみてください
閲覧数が少ない=検索されていない or 見られていない
ということです
この場合は、いくら価格を下げても売れない可能性が高いです
需要がない商品の対応方法
売れない在庫は、利益を生まないコストです
保管料がかさむ前に早めに、以下のいずれかの方法を検討しましょう
✔️在庫処分タイムセールで処分
→時間はかかるが、ある程度の値段で売れる可能性有り
✔️在庫買取業者への売却
→相場の5%程度で現金化できる
✔️最終手段として廃棄
→最も早く早く在庫整理が可能
これらはいずれもセラーセントラルの「全在庫の管理」画面から操作可能です
私も以前、ライバルもいないし最安値にも合わせているのに、全く売れないという商品を多く抱えていました
セラーセントラルでページ閲覧数を確認すると、月の閲覧数も0件
当然、販売実績も0件です
「せっかく仕入れた商品だし、赤字で売るのも気が引ける」
そんな思いで在庫を抱え続け、在庫保管料だけがかさんでいく状態が続いていました
でも、ある時からこういう商品は、思い切って処分することにしました
✔️在庫保管料だけがかかり、実質マイナスになっていた
✔️売れる見込みもないのに、価格改定に時間をかけていた
✔️結果として、在庫パフォーマンス指標も悪化していた
不良在庫を処分をしたことで
お金だけではなく、時間も回収できました
せどりの時間単位の利益を上げることができたと思います
このように、「売れない原因」を把握して、早めに見切りをつけることが在庫管理では大切です
需要(販売実績)の重要性については
こちらの記事で解説しています▼
まとめ|損をして得をとる思考がキャッシュを守る
せどりを続けていると、思うように売れずに在庫が残ってしまうことは避けられません
もちろん、「相場が戻るまで寝かせて待つ」という選択肢もあります
ただ、資金に余裕のない初心者にとっては、リスクの高い不確実な戦略です
せどりで、売れない在庫を抱え続けることは、利益を守っているようで、実際には資金と時間を失うことになります
「想定販売期間を超えたら損切りして現金化」
回収した現金を使って、回転率の高い商品を回していくことで、キャッシュフローが改善されていきます
「損して終わり」ではなく
「損をきっかけに現金を動かし、経験と次の利益につなげる」
この考え方が、せどりを長く続けるための欠かせない考え方だと思います
私は、損切りを「12月」と「2月」に行うことが多いです
12月は、年末商戦で商品が動きやすい時期です
このタイミングで、1年を通して売れなかった在庫を思い切って処分しています
一方の2月は、年末年始のピークが過ぎて売れにくくなる時期です
ここでも売れ残った商品を整理し、次の仕入れ資金を回収するための損切り月にしています
このように損切りのタイミングをルール化しておくことで
✔️判断に迷わなくなる
✔️在庫が溜まりにくくなる
✔️キャッシュが詰まらなくなる
こうして資金を回転させています
そもそも損切りしなくていい、失敗しないリサーチ方法については
こちらの記事で解説しています▼
FAQ
Q. 損切りはどのタイミングでするべきですか?
A. 私の場合は「想定していた販売期間を超えたとき」を目安にしています
あらかじめルールを決めておくことで、迷わず判断できるようになります
また、12月・2月には積極的に損切りをすることで、次の仕入れのための手元資金を回収するようにしています
Q. 赤字で売るのは損ではないですか?
A. 一時的には損になりますが、現金を回収して次の仕入れに回すことで、トータルでは利益を伸ばしやすくなります
Q.想定通りに売れない場合は、すべての商品は損切りすべきですか?
A.いいえ、季節商品や限定品など、将来的に価格回復が見込める商品は寝かせる判断も有効です
ただし初心者は資金拘束に注意が必要です
Q.最安値なのに売れないのはなぜですか?
A.主な原因は「相場より価格が高い」か「そもそも需要がない」のどちらかです
Keepaやセラーセントラルで過去の相場や閲覧実績を確認しましょう
Q. 売れない在庫はどう処分すればいいですか?
A. 在庫処分セール、買取業者への売却、廃棄などがあります
状況に応じて早めに判断することが大切です
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