せどりって、時給いくらくらい稼げるんですか?
私の場合は、正直、驚くほど低いんだ。でも、だからこそ“副業の本質”が見えてきたんだよ
この記事はこんな人に向けて書いています
- せどりを始めたばかりで、どれくらい稼げるのか気になっている方
- 副業の効率や時給が気になっている会社員
- 「せどりで稼ぐ!」の裏にあるリアルな作業時間を知りたい方
SNSやブログでよく見かけますよね。
「せどりで時給1万円!」「月収100万円突破!」といったキラキラした言葉たち。
でも、そこで語られている“時給”の多くは、見込み利益です。
つまり、商品が売れればこれだけ儲かるはず…という“予定の数字”。
しかも、その時間はリサーチ(仕入れ)している時間だけ。
梱包、発送、帳簿整理など、地味な作業にかかる時間は、ほとんど含まれていないことが多いのです。
私も最初は「せどりって、時給換算でそんなに稼げるのか!」とワクワクしていました。
でも、いざやってみると、現実はそんなに甘くありませんでした。
この記事では、私自身の実体験に基づいた「せどりのリアルな時給感覚」を正直にお伝えします。
時給だけを見れば、「バイトの方がマシかも…」と思ったこともあります。
それでも、せどりを続けている理由があります。
時給換算では測れない、せどりという副業の魅力についてもお話しできたらと思います。
- 副業せどりのリアルな「時給換算」
- 作業時間の実態と、その可視化方法
- 時給だけでは測れない“副業の価値”
1日の作業時間を出してみた
平日と休日の時間の使い方を可視化して、1日にどれくらい副業に使っているか見える化してみました。
平日

4:00-4:30 | 自己発送準備 |
4:30-5:00 | 朝食 |
5:00-5:40 | 出社準備 |
5:40-8:00 | 出社 |
8:00-17:20 | 本業 |
17:20-19:30 | 帰宅 |
19:30-20:30 | 夕食 |
20:30-21:30 | 入浴 |
21:30-22:30 | 台帳整理 |
22:30- | 睡眠 |
平日、せどりに使っている時間は「朝の発送準備」と「夜の台帳整理・リサーチ」の合計約1.5時間ほどです。
朝は、前日の夜に売れた商品を確認して、自己発送の準備からスタート。
梱包とヤマト運輸の集荷依頼を済ませておき、実際の集荷は家族にお願いしていました。
夜は、食事と入浴の後に1日の注文を台帳に記録。
在庫状況を確認しながら、仕入れリストの更新や新商品のリサーチも行っていました。
休日

3:00-7:30 | 価格調整・リサーチ |
7:30-8:00 | 朝食 |
8:00-9:00 | 発送準備 |
9:00-17:00 | 家族と過ごす時間 |
17:00-18:30 | 夕食 |
18:30-19:30 | 入浴 |
19:30-21:00 | 台帳整理 |
21:00- | 睡眠 |
休日はまとまった時間が取れるので、せどり作業のボリュームも多め。
「朝の価格調整・リサーチ」「発送準備」と「夜の台帳整理」など、合計で約7時間ほどを副業に充てていました。
朝の静かな時間帯には、価格調整やリサーチに集中。
全商品の価格を見直しながら、売れた商品の追加仕入れも検討していました。
7時過ぎに家族が起きてくると、一緒に朝食をとり、その後は自己発送やFBA納品の準備を進めます。
日中は家族とゆっくり過ごす時間。撮りためたドラマを見たり、買い物に出かけたりして、日常のリズムを大切にしていました。
夜は、1週間の売上を台帳に記録しながら振り返り。在庫状況や利益率の確認など、地味だけど大切な作業に取り組んでいました。
時間×利益=時給にしてみると
日々の時間の使い方から、せどりに使う時間の1ヶ月合計は・・・
- 平日 : 1.5h × 20日 = 30h
- 休日 : 7h × 8日 = 56h
⇒合計:86時間/月
せどりの利益は、だいたい毎月10万円くらい。
時給換算すると・・・
- 100,0000÷86時間≒約1,163円
50代になり、「自分がやりたいことは何か?」を考えた時、私は「会社に頼らず自力で稼ぐ人生」を試したいと思い、せどりを始めました。
ただ、最初にせどりの収入を時給換算してみたとき、「バイトの方が楽かもしれないな…」と思ったのも事実。
しかし、冷静に振り返ると「毎日の空き時間を使って月10万稼ぐ」って、すごいことだと思いませんか?
サラリーマンとして月に10万円の手取りを増やすのは、そう簡単なことではありません。
副業には、時給では測れない価値があります。
会社に頼らず自分の力だけで稼ぐ10万円。
この収入は、私自身の人生の目標に近づいているという実感そのものです。
さらに、その過程で得られる知識や経験は、将来「ちょうどいい自由」を手に入れるための、かけがえのない財産だと感じています。
時給UPに向けて
「時給では測れない価値がある」とはいえ、やはり時給が上がればうれしいのも事実。
そこで、少しでも効率を上げるために、幾つかの工夫を取り入れました。
✅商品リサーチの自動化
独自のリサーチツールを作成し、商品リサーチの時間を大幅に短縮できるようになりました。
特に、新規商品の発掘には大きな効果を発揮しています。
✅価格調整のルーティーン化
価格調整を「毎週全商品を一律で実施する」のではなく、売れていない商品を中心に調整する方式に変更しました。
この結果、販売効率は維持しつつ、無駄な作業を減らして大幅に時短することができました。
価格調整のルーティーン化については、こちらの記事で詳しく紹介しています。よかったら読んでみてください。 ⇒ 【記事を確認】
✅台帳整理の自動化(検討中)
まだ実現はしていませんが、時間のかかる台帳整理の自動化も今後の課題です。
スプレッドシートの関数やマクロなどを活用して、もっとラクに記録・分析できる方法を模索しています。
まとめ
サラリーマンが給料を上げるのは簡単ではありません。
でも副業なら、自分の工夫と努力次第で着実に収入を伸ばすことができます。
しかも、アルバイトのように時間を縛られることもなく、自分のペースで稼げるのが大きな魅力です。
なにより、自分の力でお金を稼ぐという経験は、将来どんな環境にいても活きる「武器」になります。
私が副業にかけている時間は、月に約86時間。
この数字を「多い」と感じるか「将来に向けての投資」と感じるかは、人それぞれです。
でも私は、空いた時間を積み上げることで、自分なりの「ちょうどいい自由」に近づけたと思っています。
もし今、「何かを始めたい」と思っているなら——
まずは、自分の時間の使い方を少しだけ見直してみてください。
きっと、あなたなりの「ちょうどいい自由」が見えてくるはずです。
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この記事は、「ちょうどいい自由」を求めて資産形成中の普通の50代サラリーマン「Kei」が、自身の実体験をもとに執筆しています。
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