仕入れの利益計算はできるようになってきたんですけど
そもそも「売れるかどうか」ってどう判断すればいいんですか?
そこ、めちゃくちゃ大事なポイント
利益が出る想定でも 売れなきゃ1円にもならない
だから仕入れる前に販売実績を確認するのが基本だよ
今回は、初心者が知っておかないといけない「販売実績の重要性」を詳しく解説するね
この記事はこんな人に向けて書いています
- 販売実績の見方がまだよくわからない
- 売れる商品を見極める力を身につけたい
- 不良在庫をつかまされたくない初心者
ネットやSNSでは「1時間で一撃〇万円!」といった
派手なリサーチ結果の情報にあふれています
でも実際のせどりで大事なのは
派手な想定利益ではなく実際に売れた利益
想定利益がどれだけ高くても、売れなければただの計算上の利益です
Amazonせどりの大原則は
売れる商品を仕入れること
その判断材料になるのが過去の販売実績
この記事では、Amazonリサーチの基礎になる「販売実績の重要性」について
私が実際に失敗しながら身につけてきた判断ポイントを、初心者にもわかりやすく解説していきます
- 販売実績を確認すべき理由
- 初心者がやりがちな“売れない商品”の見誤り
- 高回転商品の持つ“複利的な力”とメリット
- ライバルを出し抜く“穴場の利益商品”の探し方
💡仕入れ判断で最も重要なのは「販売実績」
どれだけ利益が高くても、売れなければ1円にもならない
販売実績を確認すれば、その商品が本当に売れるのかを確実に判断できます
目次
販売実績の重要性
Amazonせどりでは、地道にリサーチをすれば誰でも「利益が出そうな商品」を見つけることができます
でも、計算で出た利益はあくまで 販売できた場合の話
Amazonせどりのリサーチでいちばん大切なのは
その商品が本当に“売れるかどうか”
を見極めることです
過去の販売実績を見れば、
- いくらくらいの価格帯で
- どれくらいの頻度で
- どの時期に売れていたのか
といった”売れた事実”を確認できます
つまり、その商品の適正価格と需要(人気)が確認できるのです
この二つが分かれば
どれくらいの期間で、いくらで、いくつ売れるのかが想定できます
高回転商品を回すことでアカウントが一気に強くなる理由
初心者のうちは、販売実績も少ないため
- カートが取りにくい
- 出品規制がきつい
- 売れるまでに時間がかかる
ということで、思うように売れないことが多いです
この状況を打開する、最短の方法が
回転率の高い商品を仕入れて薄利で高速回転させること
この方法を続けることで
- 販売実績の積み上げ
- 複利で資金力が強化
- 購入者からの評価獲得
こうした“信頼と実力と実績”が増えていき
どんどん売上が安定していきます
【高回転商品販売のイメージ】
・仕入価格400円/個、利益額100円/個、販売数100個/月
・初期資金16,000円、利益も含めて、毎月全額を次の仕入れに回す
1ヶ月目 仕入数40個、販売数40個
⇒ 入金額 (400+100)×40=20,000円
カードの支払い16,000円、利益4,000円
2ヶ月目 仕入数50個、販売数50個
⇒ 入金額 (400+100)×50=25,000円
カードの支払い20,000円、利益5,000円
3ヶ月目 仕入数62個、販売数62個
⇒ 入金額 (400+100)×62=31,000円
カードの支払い24,800円、利益6,200円
元手16,000円を薄利でも高速回転させると、資金もロックされず、カード支払いも滞らず、実績と利益と評価がどんどん積みあがっていきます
私も初めは利益率・利益額の高い商品を狙って仕入れていました
仕入れ価格数万円、利益率30%、一撃数千円!
一見、非常に魅力的で「Theせどり」という商品です
でも、こういった商品はフィギュア系が多く、月の販売数は一桁前半
しかも最安値付近には常に数人のライバルがいる
売れれば利益は大きいものの、販売実績が少ない私にはカートが回ってこない
結果、数か月間まったく売れることはありませんでした
その間、資金はロックされ、クレジットカードの支払いは間に合わず
毎月、10万、20万と追加で資金を投入する悪循環に陥っていました
最終的に追加で投入した資金はトータルで約150万
初期投資と合わせると、185万もの資金を仕入れに突っ込んでしまっていました
売れるかどうかもわからない商品に資金を拘束される続ける恐ろしさを身をもって知りました
ある時
- 仕入れ金額 数百円
- 利益率 15%程度
- 利益額 数百円
- 月の販売数は100個近くの高回転
という薄利だけど高回転の商品を発見し、これを中心に在庫を組み立て直しました
すると一気に資金繰りが安定し、追加の資金投入も必要なくなりました
私は、この薄利多売方式に切り替えてから、収支が安定し資金も積みあがってきました
さらに販売実績が増えたことで評価も増え、カートが取りやすくなった結果、売上も増加
アカウントが強くなったおかげで、以前、仕入れていた商品も徐々に売れるようになっていきました
今は増えた資金を元手に、高利益商品もバランスよく仕入れて
安定したせどり収益を上げることができています
販売実績の薄い商品を仕入れると“撤退すらできない”
リサーチをするときは、売れた時のことを考えて利益計算をします
でも、実際には
- 需要が急に鈍る
- 再販が開始される
というケースもあり、想定通りにはいきません
場合によっては、赤字撤退をせざるを得ないこともありますが
販売実績の少ない(=人気のない)商品は、値下げをしても売れないこともあります
こうした商品は、在庫保管料だけがかかることとなり、最終的には
廃棄またはAmazon提携の業者に買取の依頼をすることとなります
こうなったら、間違いなく大赤字になります
私が過去にセラーセントラルの「買取依頼」をした商品のひとつを紹介します
それは、とあるミニ四駆のパーツでした
仕入れ160円、想定販売価格700円
当時の販売実績は0〜1個ほど
ただライバルは不在だったため、お試しで3個だけ仕入れて出品してみた
すると出品後すぐに1つが850円で売れました
これだ!いい商品みつけた!
そう思って、追加で5個まとめて仕入れました
……しかし、その後まったく売れない
1個も動かないまま、気づけば長期在庫へ
仕方なく値下げをしたものの、それでも売れず
最終的にはセラーセントラルの「買取依頼」を使うことにしました
そして返ってきた買取値は 48円
仕入れ160円の商品が48円
金額としては小さいものの、赤字率でいえばとんでもない大失敗でした
この経験で、私は 販売実績が少ない商品を仕入れるリスクは想像以上に大きい と痛感しました
安い商品でも、判断を誤るとこうやってじわじわ資金が減っていく
小さな失敗の積み重ねが、やがて大きな資金ロスにつながる
それを身をもって知った一件でした
まとめ|販売実績は仕入れ判断の“最重要指標”
せどりの利益は、計算上の「想定利益」ではなく
“実際に売れたときに初めて生まれる利益” です。
そのため、仕入れ判断でいちばん大切なのは
- どれくらいの価格帯で売れているか
- どれくらいの頻度で売れているか
- 直近の相場は安定しているか
といった 「売れた事実=販売実績」 を確認すること。
販売実績がしっかりある商品を選べば、
- 資金が高速で回る
- 評価が増えてカートが取りやすくなる
- 複利的に資金と実績と信頼が積み上がる
という良い循環に入れます。
逆に、販売実績の薄い商品を仕入れてしまうと、
- 売れずに資金がロックされる
- 赤字処分すらできず“廃棄”の可能性
- キャッシュフローが急速に悪化する
という不良在庫の悪循環に陥るリスクがあります。
初心者のうちほど
“売れる商品だけを仕入れる” という
当たり前の基準を徹底することが大切です。
【裏技】販売実績無しでも売れている商品を見抜く
Keepaのデータがうまく取得できておらず
販売実績のグラフが表示されていないことがあります
そんな時は、Amazon商品ページのカスタマーレビューを見てみましょう
Amazonではカスタマーレビューが記載されることはかなりレア
つまり、
レビューがついている=実際にかなり売れている
ということ
こういう商品は販売実績が見えないため、ライバルも避けているので狙い目です
私は基本的に、過去の販売実績をもとに仕入れ判断をしています
でも、Keepaのデータが正しく取れていない商品では
グラフ上、販売実績が表示されません
最初は
“売れていない=仕入れNG”
と判断していました
ところが、実際にはレビューが複数ついていたり
「直近3か月以内にレビュー投稿」
があったりすることに気づきました
レビューがある = 誰かが購入しているサイン
これはデータでは追えない“売れている証拠”
少しギャンブルな要素もありますが
こうした商品を仕入れて実際に利益も取れています
こういう商品はライバルが少ないので
うまくはまると、意外な“利益商品”に出会えます
FAQ
Q.薄利多売商品でも仕入れていいんですか?
A.初心者はむしろ 薄利でも高回転商品を優先 したほうが、実績・評価・資金が高速で積み上がります。
まずは“売れる商品を売る”経験を積むほうが成長が早いです
ただし、あまりにも利益が少ない商品には注意してください
私は、最低限の目安としては、利益率15%以上・利益額100円以上の商品を仕入れ対象にしています
Q.不人気商品を仕入れてしまった場合はどうすればいいですか?
A.まずは
・過去の販売価格
・ライバルの在庫数
を確認し、最適な価格に調整します。
それでも売れなければ 赤字でも早期撤退 を優先したほうが、長期保管料やキャッシュロックのダメージが小さく済みます
Q.販売実績が良い商品なのに、まったく売れません?
A.よくある原因はこの3つです
- ライバルが安値で大量出品している
- 出品者評価(★)が少なく、カートが取れない
- そもそも相場より高い価格で出している
販売実績のある商品でも、セラー環境によって売れ行きが変わります
初心者のうちは、利益よりセラーアカウントを強化することを優先にした方がいいと思います
🔗販売実績の重要性がわかれば、
次は 「どうやって販売実績を見るのか?」 を知るだけです。
次の記事では、初心者でも判断できるように
- どこを見れば「売れている」と判断できるのか
- 価格・ランキング・出品者のどこに注目すべきか
- 仕入れてはいけない“危険な波形”の見抜き方
を、シンプルに解説していきます。
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