仕入れた商品の記録はできたけど、売れた時はどうすればいいの?
次の仕入れにつなげるために、しっかりと売れた時の記録もつけておきましょう
🔗Amazonせどりの台帳管理方法を解説したシリーズ3記事はこちら
上から順に読むことで、仕入れ~キャッシュフロー見える化までの理解が深まります
1️⃣Amazonせどり仕入記録のテンプレート|売上管理のために押さえるべき8項目
2️⃣Amazonせどり売上管理テンプレート|在庫と利益を見える化する7項目
3️⃣Amazonせどり入金管理テンプレート|キャッシュフローを見える化する2項目
この記事はこんな人に向けて書いています
- 安定して利益を確保したい人
- 台帳に何を記録しておけばいいかよくわからない人
- 在庫管理ができていない人
せどりを始めたばかりの頃って、「売れた!」っていうことだけで満足していませんか?
実はその“売れた瞬間”こそ、次の利益を生み出すための大チャンスなんです
どんな商品が、いつ、いくらで売れたのか
これを記録しておくと、次の仕入れ判断やリサーチの精度が一気に上がります
「売れたら終わり」ではなく、「売れたらスタート」
この記事では、売れた時に台帳へ記録しておくべき項目と、次の仕入れにつなげるコツを、初心者でもわかりやすく紹介していきます
- 売れた時の記録を残すべき理由
- 1商品ごとに記録しておくべき管理項目
- 記録を効率化するテンプレート例
売れた瞬間こそ、次の利益を生み出すスタートライン
売れた後に記録すべき項目は7項目
- FBA発送日/販売方法 → 在庫を管理
- 販売価格/発送料/手数料 → 入金額を見通し
- 注文番号/注文日 → アフターケア
これらをしっかりと記録しておくことで安定したせどり経営につながります
📈売上管理テンプレートの基本構成
私は、売上管理のために次の7項目を記録しています
この項目を記録しておくと、利益額の計算ができるほか、FBA倉庫での商品紛失や在庫管理も1つの台帳で管理することができます
| カラム名 | 内容 |
|---|---|
| FBA発送日/販売方法 | 販売方法を区分。FBAで販売する場合は発送日を記録 |
| 販売価格 | 実際にAmazonで売れた販売価格 |
| 発送料 | 自己発送の場合は送料 |
| Amazon手数料 | Amazonに支払う手数料 |
| 注文番号/注文日 | 注文が入った日 |
👇実際に使用しているエクセルテンプレート(売上管理サンプル)

販売情報|利益金額計算のための必須情報
FBA発送日/販売方法|在庫管理のキー(重要度:★★★★★)
🚚FBAの場合
FBAへの発送日を記録しておきましょう
AmazonFBA倉庫での商品の紛失や破損は日常茶判事
「知らない間に在庫数が減っている!?」なんて珍しくもありません
いつ、何個の商品を納品したかを記録しておかないとFBA納品の照合ができなくなります
📦自己発送の場合
出品したら「出品者出荷」と記録し、売れたら「自己発送」に変更します
こうしておくと、エクセルのフィルターで「まだある在庫」と「売れた商品」を簡単に区分できます
自己発送は、商品を自分で在庫を保管し、自分で発送するスタイル
しっかり数量を把握しておかないと、「商品が売れたけど手元に在庫がない」なんてことにもなりかねません
価格調整をしていたとき「あれ?FBA在庫が減っている?」と違和感を覚えたことがありました。
商品管理画面で詳しく在庫を確認しても、どうも自分が把握している在庫数と合わない
「勘違いかな?」と思いながら、念のためFBA納品日の記録を見返して、納品記録の数量と販売数を突き合わせて確認
やっぱり数が合わない
ということで、Amazonサポートに納品数と販売数を連絡して商品補填を受けることができました
補填金額はこちらの希望金額には満たないことが多いですが・・・
それでも、在庫管理できているという実感が得られて、「小売業をやっているんだなぁ」という充実感を感じることができました
販売価格・発送料・Amazon手数料|実際の販売価格から利益を計算(重要度:★★★)
注文が入ったら、販売金額をしっかり記録しておきましょう
「思ってたより高く売れた!」
「値下げ合戦で赤字」
こうした結果を、仕入れ時の想定価格と比べることで、だんだん仕入れ判断の精度が上がってきます
📦 自己発送の場合
発送料も一緒に記録しておくと、正確な利益計算が可能になります
クリックポスト・ネコポス・ゆうパケットなど、発送方法ごとに送料を管理しておくと、
「このサイズはどの発送が一番お得か?」
がすぐに比較できて便利です
FBAの場合は、後でまとめてマケプレ配送料として計算します
🔗クリックポストとネコポスの比較はこちらの記事で紹介しています。
よかったら読んでみてください。
💰 Amazon手数料について
手数料は、仕入れ時点で見積もりを入力していると思いますので、
販売時点ではとりあえずそのままでOK
Amazonの手数料は確定までにタイムラグがあるため、
週単位でまとめて修正しておくのがおすすめです
手数料などの確定には若干のタイムラグがあります
ただ、注文が入った時点でおおよその入金額を把握しておくことが大切
そうすることで入金額の見通しが立ってキャッシュフローも安定します
注文日/注文番号|注文管理の必須項目(重要度:★★★★★)
注文番号はすべて正確に記録しておきましょう
問い合わせ対応やセラーセントラルからダウンロードしたデータの照合
返金・返品の確認などで必ず必要になります
桁数も多くて入力が面倒に感じるかもしれませんが、省略するとあとで必ず後悔します
また、注文日を記録しておくと、販売サイクルの分析に役立ちます
私は初めの頃、注文番号の最後の「-」以下だけを記録していました
当時は商品もそれほど売れていないですし
注文を振り返ることもなかったので、必要性を感じなかったからです
ところが、商品が売れ始めると同時に注文キャンセルや返金も増えてきて、過去の注文を確認する必要がでてきました
そのときに、注文番号を全部記録しておかなかったため、過去の注文を検索してもHITせず、照合するのにめちゃくちゃ苦労しました
それ以来、注文番号は必ずすべて正確に記録するようにしています
まとめ|売れたあとの記録こそが次の利益を生む
せどりって「仕入れて終わり」「売れたら終わり」ではなくて
売れたあとをどう記録するかで次の利益が決まります
FBA発送日を記録しておけば、在庫トラブルにもすぐ対応できますし
自己発送の管理をきっちりしておけば、在庫ズレも防げます
販売価格や発送料を記録しておけば、利益のズレが数字で見えます
注文番号をしっかり残しておけば、返金・返品・問い合わせ対応までスムーズにできます
こうしてみると、売れた時の記録はただの事務作業じゃなくて
小さな会社を自分で運営している“経営の仕事”です
売上をつくるのは仕入れ
利益を守るのは記録
「売れてからがスタート」という意識で、1件1件の販売データを積み重ねていきましょう
FAQ
Q.売れた時の記録って、毎回つけるのは面倒じゃないですか?
A.慣れるまでは少し大変ですが、1商品あたり30秒程度で済みます
私の場合は、夜にまとめて10分くらいで処理できています
Q.セラーセントラルで全部みられるのでは?
A.セラーセントラルのデータは、常に更新・変更されています
また、いくつかのレポートに分けて出力されるので、確認するのに手間がかかります
自分の台帳を持つことで、安定的に販売履歴を資産として残せるのでお勧めです
Q.FBAと自己発送のどちらもやっていますが、台帳は分けたほうがいいですか?
A.同じ台帳で大丈夫です
販売方法の欄に「FBA」か「自己発送」が分かるようにしておけばフィルター管理がしやすくなり、在庫分析にも役立ちます
Q.記事で紹介されている売上管理のエクセルテンプレートが欲しいです。
A.ご希望の方は、下部のお問い合わせフォームから「エクセルテンプレート希望」とご連絡ください。
実際に仕入れ・販売したサンプルデータ入りの記載例テンプレートを、無償でお渡ししています。
🔗Amazonせどりの台帳管理方法を解説したシリーズ3記事はこちら
上から順に読むことで、仕入れ~キャッシュフロー見える化までの理解が深まります
1️⃣Amazonせどり仕入記録のテンプレート|売上管理のために押さえるべき8項目
2️⃣Amazonせどり売上管理テンプレート|在庫と利益を見える化する7項目
3️⃣Amazonせどり入金管理テンプレート|キャッシュフローを見える化する2項目
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