仕入れもだんだんわかってきました。でも実際にはどうやっているんですか?
それでは、私が実際に仕入れた商品をもとに、どうやって判断したかを紹介していきます。
前回の記事「【超初心者必見】初心者が失敗しない!せどりの仕入れ判断基準とは?」でも触れていますが、私の仕入れ基準はこんな感じです。
チェック項目 | 目安基準 | 解説 |
---|---|---|
amazon直販 or メーカー公式 | 無し | カートが取れなかったり、真贋調査の対象となったり、リスクしかないので仕入れません。これは必須 |
利益率 | 15%以上 | 利益率=利益 ÷ 想定販売価格。低すぎると価格競争で赤字転落します。 |
利益額 | 100円以上 | 私的には、自分の手間を考えると最低1商品、100円は利益が欲しいです。 |
回転率(販売数) | 月に10個以上 | 「利益がでるか」より、「売れるかどうか」は重要。売れない商品は損切りもできません。 |
ライバル数 | 最安値付近に5人以下 | 最安値にライバルが多いと、カートが取りづらく売れにくくなります。また価格競争になりやすいです。 |
出品規制 | 出せる商品か確認 | 出品規制がかかっていると「売れる売れない」「利益がでるでない」の前に出品できません。これは必須項目 |
or
利益率 × 回転数 > 150
利益金額 100円以上 かつ
前月の販売数 > 最安値付近の出品商品数
このルールをもとに実際に仕入れて販売した商品を振り返ってみます。
私は主に電脳でせどりをしており、Quick Shop(拡張機能)を中心に使いながら仕入れ判断をしています。
満点合格!即仕入れの商品
<Amazon販売ページ with Quick Shop>

<KEEPA波形>

- 仕入れ価格 1,750円(仕入れ時送料無料)
- 想定販売価格 3,150円(カートはP割引がありますが私には見えません・・・)
- FBA手数料(送料込み) 635円
- 想定利益 3,150-635-1,750=765円
- 利益率 765/1,750=43.7%
- 利益率 43.7% > 15%
- 利益額 635円 > 100円
- 回転数 前月販売実績18個 > 10個
- ライバル数 4人 < 5人
- 出品規制 無し
となり、仕入れ基準クリアの商品です。KEEPAの波形から、想定販売価格3,150円付近でも販売実績があるため、即仕入れ!
利益率重視!高利益率の商品
<Amazon販売ページ with Quick Shop>

<KEEPA波形>

- 仕入れ価格 940円(仕入れ時送料含む)
- 想定販売価格 2,950円(カードが消失していて見えませんが・・・)
- FBA手数料(送料込み) 738円
- 想定利益 2,950-940-738=1,272円
- 利益率 1,272/2,950=43.1%
直近1ヶ月の販売数は5個ですが、利益率が高く
利益率(43.1%) × 回転数(5個) = 215.5 > 150
となり、高利益が見込める商品です。KEEPAの波形から、想定販売価格2,950円付近でも販売実績があるため、回転は悪くてもそのうち売れると判断し3個仕入れ!
回転率重視!薄利多売の商品
<Amazon販売ページ with Quick Shop>

<KEEPA波形>

- 仕入れ価格 521円(仕入れ時送料無料)
- 想定販売価格 1,100円(カートはP割引・・・)
- FBA手数料(送料込み) 440円
- 想定利益 1,100-521-440=139円
- 利益率 139/1,100=12.6%
利益率は12.6%ですが、想定利益は100円以上あり、回転数が42個。最安値付近の出品商品数は
- 販売価格1,100円 3個
- 販売価格1,286円 1個
前月の販売数(42個) > 最安値付近の出品商品数(4個)
となり、利益は少ないですが高回転が見込める商品です。KEEPAの波形から、想定販売価格1,100円付近でもかなりの販売実績があるため、高回転で売れると判断し20個仕入れ!
まとめ:仕入れは基準+勘が大切!
私は、こんな感じでデータに基づき基準と照らして仕入れ判断をしています。とは言いつつ、実際には数字だけではなく
- 限定品、廃版品、ライバルが少ない商品は強気に仕入れ
- 初めて仕入れる商品は、2・3個仕入れて本当に売れるか試し売り
- 売れると思ったら、まとめて仕入れ(縦積み)
- 私の好きなDQ、FF関係の商品は仕入れ基準以下でも仕入れ(これはダメなやつなので真似はしない方がいいです)
せどりをやっていくと、商品知識もついてきて「これはいける!」という勘も育ってきます。仕入れの失敗は必ずあります。失敗を恐れず、試行錯誤を続けていきましょう。
今回の記事で、仕入れ判断についての解説ができました。次回は実際に仕入れる際の手順や注意点について、私の経験を交えて解説していきます。
ぜひチェックしてみてください。
