🔗この記事はAmazon直販がいる商品を仕入れるときにやってはいけないNG行動を紹介しています
Amazon直販がいる商品はどのように扱えばよいかは別の記事で解説していますので、まずはこちらを読んでみてください
今まではAmazon直販がいたら諦めていました
でも最近、仕入れに慣れてきたので「ちょっと攻めてみたい」と思います
Amazonせどりに慣れてきたならそれもアリだね
Amazon直販は相手が強いから、しっかり“見極め”が必要だよ
この記事はこんな人に向けて書いています
- Amazon直販がいる商品を仕入れようと思っている人
- Amazonが相手でも勝てる条件を知りたい中級者
- 仕入れの幅を広げたいけど、リスクは抑えたい人
せどりを始めたころの私は、Keepaのオレンジ線(Amazon直販)を見た瞬間にページを閉じていました
SNSでもネットでも
「Amazonがいる商品は仕入れNG」
という情報ばかりで、私もそう信じてやってきました
でも、せどりに慣れてきた今は
“Amazon直販でも勝てるパターン”
があることに気が付きました
とはいえ、Amazon直販はやはり最強のライバル
ちょっと判断を誤ると不良在庫や赤字処分まっしぐらです
この記事では、私の実体験をもとに
Amazon直販に挑む際にやってはいけないNG行動を紹介していきます
- Amazon直販に挑むときに絶対やってはいけないNG行動
- 初心者がやりがちな判断ミスとそのリスク
- 私の実体験から学んだAmazon直販との向き合い方
💡Amazon直販との対決のコツは「基本的なことを1つずつチェックしながら挑む」こと
NG行動① 利益が出ると思っていきなり縦積み
→ 必ず“1〜2個のお試し仕入れ”から
NG行動② 全期間グラフでAmazon復活周期を見ていない
→必ず「全期間グラフ」でAmazon復活周期をチェック
NG行動③ FBA納品前にAmazon直販の復活チェックをしない
→ 復活していれば「自己発送に切り替え」て被害を最小化
NG行動④ 利益を積み上げようと寝かせる
→ Amazonは在庫を確保してから復活するので、復活前に売り切るのが前提
NG行動⑤ 値崩れしても損切りしない
→ 損切り=アカウント実績の積み上げと考える
目次
NG行動① 利益が出ると思っていきなり縦積み
Amazon直販がいても、利益が出るパターンもあります
特にAmazon直販が在庫切れとなっているときは
過去の販売数も多く、相場も急騰しているので非常に魅力的な商品に見えます
そんな商品を見つけたら
Amazon復活前に大量に仕入れて一撃〇万円!
みたいに考えてしまいがちです
で、そんなパターンを見つけても焦って縦積みをするのは絶対NGです
なぜなら、Amazon直販がいる商品は
- Amazon直販だから売れている
- Amazon直販の価格が安いから売れている
こんな理由で売れていた可能性が高いからです
一般セラーが、Amazon直販より高い値段で出品して
Amazon直販と同じペースで売れる保証はありません
まずは数個だけ試しに仕入れてみて、実際に商品が売れるかどうかを必ず確認しましょう
とあるハシビロコウのステープラーを仕入れた話です
その商品のKEEPAのデータをみると、Amazon直販は1日1個ペースで売れていました(⬇️が販売)

Amazon直販が在庫切れになった後も最安値1,500円で売れています
ライバルも少なく、最安値1,500円なら利益も取れる
「これはチャンス!」と思い一気に縦積みし
少し高めの値段設定(2,000円)で出品して待つことにしました
そして、結果は・・・グラフの通り
商品は売れず、その後Amazon直販が復活して元の1,300円相場に
1,500円であれば利益が出たのに1,300円では完全に赤字
しかも、Amazonと同じ価格ではカートも取れず、売れもしない
在庫保管料だけが積み上がり
結局、更に値下げをして大幅赤字処分をすることになりました
こんな失敗をしないためにも、絶対にお試し仕入れは必須です
NG行動② 全期間グラフでAmazon復活周期の確認をしていない
リサーチをしていると、なるべく多くの商品をチェックしたくて
ついつい雑なリサーチになりがちです
この時見落としやすいのが
Amazon復活のパターン
ここを確認しておかないと
仕入れてすぐにAmazon復活で不良在庫
という最悪のパターンになりかねません
Amazonの復活パターンは色々ありますが、KEEPAをよく見ていると
一定の周期で復活する
そんな商品があるように感じます
この”復活周期”が曲者です
KEEPAのグラフは期間3か月がデフォルトですが、例えば
在庫切れから半年後に復活
そんな動きをする商品も良くあります
こんな商品は、3か月グラフではAmazon直販の復活周期確認ができません
KEEPAを確認するときは
全期間グラフに切り替えてAmazon直販の有無を確認
しましょう
🔗Amazon復活周期を見誤って赤字処分の実例はこちらの記事で紹介しています
良かったら読んでみてください
NG行動③ FBA納品前のAmazon出品チェックをしない
仕入れができてもFBA納品の前に必ず
Amazon直販が復活していないか
をチェックしましょう
Amazon通販が復活している場合、たいてい大量の在庫を持って復活しています
文房具などの小物だと数千個単位という場合も
こんな時は、少しでも赤字を減らすために
FBA納品はせずに自己発送に切り替える
という選択肢もあります
理由は3つ
- FBA在庫保管手数料がかからない/FBA在庫保管容量を圧迫しない
- 他販路で同時出品ができる
- 送料分を調整して赤字圧縮できる可能性がある
Amazon直販が大量に在庫を持って出品している時点で
その商品はほぼ勝てません
どのみちFBA納品してもカートは取れず、商品は売れず赤字拡大コースです
こうなったら、多少赤字でも一刻も早く商品をさばいてキャッシュを取り戻すことが最優先になります
Amazon直販が戻ってきたらFBA納品をするメリットはほぼありません
自宅保管にして少しでも赤字を減らしつつ、素早くキャッシュを回収して、次の仕入れに回しましょう
私も大量購入したマスキングテープを自宅に保管しています
これはまさにNG行動のパターンそのもの
仕入れたのは良かったけれど
いざ出品しようとしたらAmazon直販が復活していたパターン
Quick Shopの拡張機能をインストールしておくと
Amazonの商品ページでそれぞれのセラーの在庫数が確認できます
この商品の場合は「Amazon直販の在庫数999+」
月に30個以上のペースで売れている商品でしたが
仮にAmazonの在庫が999個だとしても、在庫切れまで単純計算で33か月
しかもAmazon直販の売値≒私の仕入れ価格
これはどうやっても勝ち目がないので諦めました
今はフリマサイトで複数個をセットにして少しずつ販売したり
自宅で収納BOXのラベリングに使ったりしています

NG行動④ 利益を積み上げようと寝かせる
Amazonが再販を始めるときは、感覚的に「ある程度の在庫を確保できてから」動く印象があります
他サイトで再販が始まっても、Amazonの復活までは少しズレがあります
「他サイトで再販されたけど、Amazonはいないから今がチャンス!」
と思って仕入れると
FBA納品が終わる頃に大量の在庫を持ったAmazonが戻ってきて、いつまでもカートを独占
結局、こちらの商品は全く売れず、最終的に値下げ処分
せっかくの利益商品が一転して赤字在庫へ
なんていうのは本当によくあるパターンです
Amazon直販がいる商品は、在庫が切れてもすぐに復活することが多いので
“復活する前に売り切る”
ことが大前提
できることであれば
自己発送ですぐに売り切る
くらいのつもりでいた方が、リスクを抑えられます
🔗Amazon復活の前にぎりぎり売り抜けた成功パターンはこちらの記事で紹介しています(「無敵のAmazonに挑んでもいい3つのパターン-Amazonの在庫が残りわずか」章の体験談)
良かったら読んでみてください
NG行動⑤ 値崩れしても損切りしない
NG行動③にも書きましたが
Amazon直販と直接対決しても全く勝ち目はありません
稀にAmazonが勝手に値を上げていく”神展開”もありますが
そんな幸運を祈りって待つのは危険です
損切りの覚悟を決めましょう
アカウントの状況や各セラーの販売実績にもよりますが、私の経験では
Amazon直販より5%程度安ければカートを取れる可能性が上がる
もちろんAmazon直販がこちらの価格を追従してくることもあり
Amazonとの価格競争になることもあります
この時注意しないといけない点
Amazon直販は非常に安い価格設定(実はこれが適正価格)で販売していることが多く
そのAmazon直販の価格より更に安価にすると
FBA手数料(+送料)>販売価格
になってしまう可能性があるということです
これ、何が起きるかというと売れば売った分だけ手数料を取られる状態
こんな状態になったら、本当に諦めて、セラーセントラルの「在庫の管理」から
在庫の廃棄または買取依頼
をしましょう
繰り返しになりますが、Amazon直販との直接対決は、ほぼ勝ち目はありません
損切り=アカウントの販売実績積み上げ
と思考を変えることで、ストレスを軽減して次の仕入れに向かいましょう
FBA手数料(+送料)>販売価格
そんなことになるわけないって思ってませんか?
私もそう思っていました
ファッションセンターしまむらで見つけた玩具
割引されていて仕入れ金額319円
購入時の相場1,180円
店舗せどりの基本通りにスマホでAmazon直販がいないこともチェックし
棚にあった3個を全て購入し、FBA納品
🔗店舗せどりでのAmazon直販有無の確認方法はこちらの記事で紹介しています
良かったら読んでみてください
2個は想定販売価格で売れました
しかしその、後Amazon直販が販売価格330円で突如出現
当然、最後の一個は売れずにいましたが
「ま、2個売れたしいいか」
と思い、カートが取れる価格まで値下げして無事売り切りました
後日、販売後の台帳整理をしていて、ふと気が付きました
「入金額がマイナス?」
この商品、最後の一個の販売価格297円
一方、AmazonにひかれるFBA手数料は518円
結果
売れたことで218円をAmazonに支払う
そんな結果になっていました
これ、1商品ずつ台帳に記録をしていなければ
他の売上に埋もれて恐らく気が付きませんでした
細かいことですが、せどりを事業として続けるためには
台帳の整理は絶対に必要です
🔗台帳整理の方法かこちらの記事で紹介しています
良かったら読んでみてください
こんなこともありますので極端な値下げをする際は手数料のチェックを忘れずに!
この場合の正解は、在庫の廃棄orAmazonへの買取依頼です
まとめ
Amazon直販がいる商品は、基本的には 最強のライバル
うまく戦えば利益を取れることもあるけれど、判断を誤ると一気に赤字・不良在庫コース
Amazon直販との勝負は
「正しく判断すれば攻められる」けど「間違えると即赤字」
だからこそ
焦らず基本的なことを1つずつチェックしながら挑む
これが利益を守るいちばんの近道
今回紹介したNG行動を避けることで
Amazon直販に挑むときの失敗リスクを大きく減らせます
私も何度もAmazon直販にやられています
だからこそ今は
「守るべきポイント」と「攻めるべきタイミング」
を冷静に判断できるようになりました
この記事が、あなたが赤字を避けて利益を積み上げるきっかけになれば嬉しいです
FAQ
Q.Amazon直販が在庫切れのときは、仕入れても大丈夫?
A.在庫切れ=即安全 ではないので注意
Amazonは「ある程度の在庫を確保できてから」復活してくるので
他サイトで再販が始まっている場合は特に要注意
FBA納品が終わるタイミングで復活 → 赤字
は本当に“よくある事故パターン”です
Q.Amazon直販が出てきて売れなくなったらどうすればいい?
A.3択です
- 赤字でも売り切る
- セラーセントラルで在庫の廃棄or買取依頼
- フリマで販売
在庫を抱えて動けなくなるのが最悪のパターン
とにかくキャッシュを戻して次に進むことを優先しましょう
Q.結局、Amazon直販がいたら仕入れない方がいいの?
A.「Amazon直販がいるから仕入れNG」だけだと、仕入れの幅が狭まります
ある程度せどりに慣れてきたら、多少のリスクを取ってもAmazon直販に挑むことで
せどりも次のステップに進むことができ、利益率も向上してきます
【関連記事はこちら】
- 初心者必見!Amazonせどりリサーチのチェック項目7選|失敗しない仕入れ判断基準
⇒ 【記事を確認】 - 【Amazon直販対決】避ける?攻める?判断基準を解説
⇒ 【記事を確認】 - 損して得を取る思考法|せどりで「損切り」が重要な理由
⇒ 【記事を確認】
ぜひチェックしてみてください。
【お問い合わせ・プライバシーポリシー】
お問い合わせ等は、以下のリンクからご確認ください。



