夏のボーナスが入ったので、旅行にも行きたいし、投資も貯金もしておきたいし・・・何に使うか迷っちゃいます
わかります。私は投資に回す予定でしたが、思いがけない出費があって急遽使い道を見直すことにしました。
この記事はこんな人に向けて書いています
- 夏のボーナスの使い道に悩んでいる方
- 家族や仕事の変化で、急な出費が増えた方
- 50代に入り、これからのお金の使い方に不安を感じている方
夏のボーナス、入ったらどう使うか・・・毎年ちょっと迷いますよね?
旅行に行くか、自分へのご褒美を買うか、それとも将来に備えて貯金や投資に回すか。
会社員にとって、ボーナスは大きな楽しみの一つです。
私も、しっかり投資に回しつつ、夫婦で少し贅沢な食事をしたり、自分や家族へのご褒美を楽しもうと思っていました。
ところが、思わぬライフイベントの変化で、予定していたボーナスの使い道を見直さざるを得なくなったんです。
この記事では、私に起きたライフイベントの変化と、それに伴うボーナスの使い方をリアルにお伝えしていきます。
同じようなライフイベントの変化があった方の参考になればうれしいです。
- ライフイベントによって、ボーナスの使い道がどう変わったのか
- 「今を楽しむ」と「将来に備える」のバランスをどう取ったのか
- 実際に行った家計判断と、そこに至るまでのリアルな考え方
目次
我が家に降りかかったライフイベント
ボーナス手取り総額:140万円
これが我が家の2025年夏のボーナス総額です。
もともとは夫婦でちょっと贅沢は食事をして、残りは将来の「ちょうどいい自由」のために投資資金に回す予定でした。
ところが、いくつかのライフイベントが重なり、急遽ボーナスの使い道を見直すことになりました。
我が家に起きた変化
- 7月から私が単身赴任に
- 日々の家事をしている母親が股関節の手術で入院
- 娘が来年春から就職し、その準備として教習所に
2025年夏のボーナスの使い道
ライフイベントに合わせて2025年夏のボーナスの使い道は以下のようになりました。
使用内訳 | 金額 | 目的 |
---|---|---|
ロボット掃除機 | 5万円 | 母親の入院に伴い、家事を担う父の負担軽減 家族の暮らしを支える家族への投資 |
単身赴任初期費用 | 10万円 | 単身赴任の新生活に必要な最低限の環境を整える 心身の安定を支える暮らしへの投資 |
香水 | 3万円 | 単身赴任中の気持ちを整える 妻とつながりを意識する自分と妻への投資 |
教習所費用 | 40万円 | 娘の就職準備として自動車免許取得を全面支援 将来の自立に向けた次世代へのの投資 |
生活防衛資金 | 90万円 | 単身赴任先と自宅の二重生活による支出増加に備えた現金確保 変化の中でも安心を得るための守りの投資 |
この中で特に金額の大きい「生活防衛資金」について、なぜ現金を残す判断をしたのか?
この後、私なりの考えを紹介していきます。
資産を「増やす」ことも大切ですが、今の暮らしを「守る」ことも立派な投資だと思っています。
ロボット掃除機/香水/教習所費用については、それぞれの思いと背景を別記事で詳しく紹介していきます。(各記事は順次公開予定です)
攻めるはずだった140万円。その大半を“守り”に回した理由
投資に回すはずだったボーナス。でも回ったのは家族の人生
2025年夏。ボーナスは夫婦で140万円。
当初は、その大半を投資に回すつもりでした。
すでに利益の出ている投資信託はそのままホールド。
新NISA枠をフルで使い、将来の「ちょうどいい自由」に一歩でも近づく。
そんな計画でした。
でも、6月に、突然の単身赴任辞令。
その瞬間、我が家の計画はすべて白紙になりました。
将来の「ちょうどいい自由」のためのお金は、「今の生活を支える」ための資金に変わっていったのです。
7万円の現実。それは赤字生活へのリスク
単身赴任になることで、自宅に加えて新たな単身の生活拠点ができることになります。
単身の生活にどれくらい必要になるのか、ざっと試算してみました。
- 家賃 1.5万円(家賃補助あり)
- 光熱費 1.5万円(水道代含む)
- 食費 4万円(昼食代含む)
合計で月7万円。半年で42万円。
しかもそれは「最低限」であって、実際にはもっとかかります。
- 帰省の交通費
- 急な家電の買い替え
- 家族の医療費や想定外の出費
そうした“生活の揺らぎ”まで含めると、生活費が赤字になることは避けられない現実となってきました。
資産を「増やす」のではなく「守る」ということ
資産を増やして、「ちょうどいい自由」に如何に早く近づくか。
そんなことばかり考えていたここ数年。
でも、人生には「攻めないとき」の判断も必要だと気が付きました。
今の自分にとって大事なのは、将来に向けて資産を“増やす”ことよりも、今の暮らしを“守る”こと。
焦って投資して、急な支出で取り崩すぐらいなら、最初から「使える現金」を確保しておく方が、ずっと健全です。
この「使える現金」は運用益を生む将来のための投資ではありません。
でも、今の自分と家族の生活を守るための「安心のバッファ」です。
将来の「ちょうどいい自由」のため資産を増やす。
それも投資。
でも、いま、目の前の不安に備えること。
それも私にとっては、立派な守りの投資です。
減らない安心。守りの投資という選択
人はどうしても、「増えた金額」でお金の使い方を評価してしまいがちです。
でも、実際に暮らしを立て直す場面に立つと、わかります。
- 予定通りの支出よりも、予定外の出費の方がストレスになること
- 日々の生活費が足りず「お金が足りるだろうか」と思いながら預金を取り崩して生活する毎日が、いかに心を削るか
今回、ボーナスの大半を生活防衛資金として確保したのは、「投資でリターンを取る」ためではありません。
今の私に必要なものは「日々を穏やかに過ごせる安心」です。
将来の自由をつくるのが「攻めの投資」なら、今の安心を守るのは「守りの投資」
数字にはあらわれませんが、この選択は今の生活を守るための立派な投資のひとつです。
まとめ|「守りの投資」がくれた安心
今回のボーナスは、本来なら“未来を買う”ために投資へ回す予定でした。
でも、人生は予定通りにいかないもの。
単身赴任、家族の病気、子どもの進路。
変化の連続のなかで私たちが選んだのは、「増やす」ことではなく「守る」ことでした。
投資信託では得られない、現金だからこそ得られる安心感。
これは、グラフにも年利にも表れないけれど・・・
「今この瞬間」を穏やかに過ごすための、大切な“見えないリターン”なのだと思います。
守りを固めながら、また未来への一歩を進んでいく。
そんな「守りの投資」もあっていい。
そう思えたこと自体が、今回のボーナスでもっとも大きな収穫だったのかもしれません。
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この記事は、「ちょうどいい自由」を求めて資産形成中の普通の50代サラリーマン「Kei」が、自身の実体験をもとに執筆しています。
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