投資って興味はあるんですけど…難しそうで手を出せなくて
私もそうでしたよ。私なんて、昔、デイトレードで数百万溶かして、株なんて二度とやらないと思ってました。でも今はインデックス投資という「ほったらかし投資」でもう一度投資に挑戦中です。
この記事はこんな人に向けて書いています。
- 過去に投資で失敗して、もう一度やり直せるか悩んでいる人
- 50代からの資産形成を真剣に考えている人
- NISAや副業に興味があるけど、一歩を踏み出せない人
今から2~30年前くらい、デイトレードが流行った時がありました。その時、私も流行に乗ってデイトレードをはじめ、1年余りで数百万を溶かして市場から退場。「やっぱり投資は危ない。二度と株はやらない」と心に誓いました。ところが今、新たな投資手法に出会い、改めて投資を始めました。今回はそんな再スタートの話を、赤裸々に紹介します。
- 投資で失敗した筆者が「ほったらかし投資」に切り替えた理由
- NISAを再活用して積立投資を始めた実体験
- 副業と投資を組み合わせた50代からの資産形成術
目次
デイトレードで数百万円の損失!投資からの撤退
仕手株に全力投資して大失敗!投資をやめたあの日
20代の頃、ちょうどライブドアがフジテレビを買収する・しないで世の中を騒がしていた頃、世はデイトレが大ブーム。私もデイトレードにのめり込んでいました。
Sサイエンスという「仕手株」やライブドア株などを、毎日売ったり買ったり。完全に投資というより投機。仕事中もスマホで株価を確認して、トイレにこもって注文。四六時中チャートに張り付いていて、本業と両立なんて無理な投資スタイルでした。
そんなある日、全力投資(投機)の仕手株が管理銘柄入りして、持ち株は一気に暴落。あっという間に数百万円の損失となりました。その時は、呆然として、何も手につかず、「もう株なんて二度とやるか」と強く心に誓いました。
50代目前、「副業×ほったらかし投資」で目指す“ちょうどいい自由”
それから50手前になるまで、投資のことなんて完全に忘れていました。
でも、50代を前に、ふと思ったんです。
「このまま定年を迎えて、老後資金は大丈夫なんだろうか?」
「このままサラリーマンだけで終わるものどうなんだろう?自分の力でお金を稼いで、もっと家族と自由な時間を過ごす方がいいんじゃないか?」
そんな中で出会ったのが、リベ大やYouTubeで紹介されていた「ほったらかし投資」という考え方。投資信託は、個別株以上に胡散臭いものというイメージがありましたが、「ドルコスト平均法」で「長期的にコツコツ積み立てる」だけで、比較的安全に資産形成ができるというシンプルなスタイルに、目からウロコが落ちました。
と同時に、『「投資+副業」の収入があれば、サラリーマンを辞めても生活していくことができ、家族とちょうどいい自由な生活ができるんじゃないか?』と思いました。
NISA口座の再開と投資再スタート
ネットで色々調べると、投資の利益に税金がかからない「NISA(今でいう旧NISA)」なるものがあること。NISAを使うには証券会社でNISA口座を作る必要があることがわかりました。
私には過去のデイトレードで使っていたSBI証券の口座がそのまま残っていることに気が付きました。
「これならすぐに始められる」と思ってSBI証券にログインしようとしたのですが……
ログインできない。
サポートに問い合わせると、「長期間ログインせず、重要なお知らせを確認していなかったため、口座が停止しています」とのこと。
登録していたメールアドレスも古いもので通知が届かず、“口座復活手続きからのスタート”
サポートにいろいろ確認をしながら手続きをして、ようやく口座復活。そこからNISA口座開設してようやく投資を開始することができました。(通常であればSBI証券ので口座開設は非常に簡単にできます)
ちょっと手間はかかりましたが、その間に色々NISAや投資銘柄についても調べたことで、口座開設後の投資をスムーズに進めることができたのかもしれません。
50代からの「ほったらかし投資」でコツコツ資産形成
そんなこんなで、SBI証券でNISAを使って、インデックスファンドの積み立てを開始しました。
- 基本、個別株のトレードはしない
- 相場の上下は気にせず長期投資
- インデックスファンドで分散投資
つまり、“見ない投資・触らない投資”=ほったらかし投資
昔のようにスマホを四六時中見て、株価の上下に精神をすり減らすこともなく、ストレスなく投資ができています。
毎月の積立設定さえしてしまえば、あとはほとんど何もしません。
定期的にチェックするのは月に一度くらい。『投資=毎日チェックが必要』という思い込みが消えたのは、自分にとって大きな変化でした。
新NISA制度と副業「せどり」の挑戦!
投資を始めて1年くらい経った時、新NISA(2024年~)がスタートしました。
それまでの旧NISAでは年間40面苑が非課税の上限でしたが、新NISAではつみたて投資枠と成長投資枠を合わせて年間360万円まで投資可能。大きく制度が変わりました。
当時の本業収入だけでは、新NISA枠を埋めるにはどうしても入金力が足りず、新NISA開始とほぼ同時に、副業としてせどりを始めました。
ところが、せどり開始当初は思ったように黒字は出ず、赤字続きの日々。それでもあきらめずに試行錯誤を重ねた結果、ようやく利益が出始め、副業で得た利益の一部を、毎月の積立NISAに回しています。
副業は「稼ぐ力」、投資は「増やす力」
この2つを組み合わせることで、自分なりの資産形成の仕組みが見え始めました。
過去に失敗したからこそ、今は続けられる。昔は、株=ギャンブルのような感覚で、株の値動きに一喜一憂しながらトレードをしていました。でも今は「仕組みを作って、ほったらかす」が前提。
もしあの時、デイトレードで損をしていなければ、今も無茶なトレードをしていたかもしれません。
失敗したからこそ、今のスタイルに辿りつけたと、今では思います。
投資初心者の方へ
「投資って怖い」「昔失敗して懲りた」——そんな気持ち、私もよくわかります。
でも今思うのは、正しい投資は、堅実に資産を育てる力があるということ。
私のように、50代からでもぜんぜん遅くないと思います。むしろ、老後に向かって「これからどう生きるか」を考える年代だからこそ、勇気をもって、小さな一歩を進めることが大きな変化につながると思います。
私と一緒に「ほったらかし投資」で「ちょうどいい自由」をめざしてみませんか?
次回は、もう少し具体的にNISAがなぜ初心者に向いているのか? どんな仕組みで非課税になるのか?
制度の全体像を初心者目線でわかりやすく紹介したいと思います。
是非チェックしてみてください。

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この記事は、「ちょうどいい自由」を求めて資産形成中の普通の50代サラリーマン「Kei」が、自身の実体験をもとに執筆しています。
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