投資の始め方

ロボット掃除機と母の膝

「ありがとう」と「ごめんね」を込めたロボット掃除機

母の膝と、ルンバの寿命。
どちらも、私の旅立ちを見届けるように限界を迎えた。


単身赴任の準備に追われていたある日、母がこんなことをいってきた。

「ルンバが動かないんだけど…」

我が家にはルンバなど買った記憶はない。
正確には「エコバックス オムニ」。ルンバじゃない。
でも母にとってはロボット掃除機は全部“ルンバ”だ。

かつて、どんなゲーム機も“ファミコン”と呼んでいた母らしい。
思わず笑ってしまった。

母には「ルンバ」の不具合を直すことはできない。
これまでも私が全ての操作や設定をしてきた。

今回も、私はオムニの再起動や初期化、いろいろ試してみた。
しかし、確かにオムニは正常な動きをすることはなかった。


あの掃除機を買ったのは、母の膝が悪くなったからだった。
それから数年、母の膝の状態はだんだん悪化していった。

そして母の膝の状態が悪くなるのに合わせるようにオムニの調子も悪くなってきていた。
最近、充電ポッドに戻れず途中で行き倒れていることも増えた。
障害物の認識ができず、同じ場所にぶつかり続けることも増えていた。

ついに母の膝は再手術が必要になり、そしてオムニは動きを止めた。

母の代わりに毎日毎日、部屋の隅々まで掃除をして数年。
よく頑張ってくれたと思う。


母の手術は、私が単身赴任に旅立つ、まさにその日。

偶然にしてはできすぎている。
立ち会いも、見送りも、退院時の迎えも、どれもできない。
ただ、自分の荷物を詰めて、新しい生活に向かうだけ。

母は「大丈夫よ」と言った。
妻も「私に任せておいて」と言った。
でも私は、まったく大丈夫ではなかった。
新しい生活への不安に、残していく妻や母への不安が加わる。

父は典型的な昭和の男。家事など一切できない。
必然的に、母の退院後の生活は、妻の肩に重くのしかかる。

私は妻に問いかけた。
「本当に大丈夫?」と。
妻は「なんとかなるでしょ。なんとかするしかないでしょ」と。

「何とかする」という妻の言葉に感謝しつつ、自分で今できることをしようと決心した。


だから私は、新しいロボット掃除機を贈ることにした。

今度の“ルンバ”は、母にも扱いやすく、掃除もしっかりしてくれるはず。
そして何より、私の「ありがとう」と「ごめんね」の気持ちを込めた贈り物だ。

私のいない間、掃除の負担はこれまで以上に「ルンバ」が支えてくれる。
それはほんの少しの手助けかもしれない。
でも、私にとっては家族の暮らしを支えるための、ささやかだけど確かな「投資」だ。

新しい“ルンバ”に選んだのは「DEEBOT mini」

── エコバックス史上初、超小型OMNIステーション搭載のロボット掃除機

母に贈る新しいロボット掃除機として、私が選んだのは「DEEBOT mini」

これまで使っていた製品に比べて「mini」は、ひと回り小さく、扱いやすいサイズ感。
しかも、エコバックス史上初の超小型OMNIステーション搭載モデルです。

「小さいからパワーが弱いんじゃ?」という不安もありましたが、
公式サイトを見るかぎり、吸引力も十分で、基本機能も問題なし。
何より、今の母には、このサイズ感がちょうどいいと感じました。

deebot mini写真

DEEBOT miniを選んだ4つの理由

母でも使える「全自動のおまかせ掃除」

面倒なゴミ捨てやモップ洗浄、乾燥まで全部おまかせ。
以前のオムニは、部屋の掃除はしてくれても、掃除の後に母が手でオムニの掃除をしていたので、
「床掃除は楽になったけど、オムニの掃除をしているから±ゼロかも?」
なんて思うこともありました。
でも、今回のモデルでは、その不安もしっかり解消。

スマホ操作も可能ですが、基本は予約設定さえしておけば、あとは完全自動
しかも、これまでのオムニと同じ使い慣れたアプリで操作ができるので、操作担当の妻の負担も軽減できそうです。

床に合わせて掃除範囲を設定可能

畳とフローリングが混在している我が家なので、アプリから掃除の範囲設定を細かく設定できる機能は必須条件。
アプリ上でモップ掛けの範囲をあらかじめ指定しておけば、うっかり畳の部屋をモップ掛けしてしまうようなトラブルも防げます。

ただ実際には、この掃除範囲の設定作業は意外と手間がかかるのも事実。
使い慣れたエコバックスアプリで操作できることが、我が家にとっては大きな安心感につながります。

静かで高性能。掃除中も気にならない

静音性の写真。猫も寝てる

掃除中の「静かさ」も大事なポイント。
DEEBOT miniの運転音はわずか55db。
これは家庭用冷蔵庫の運転音と同じくらいの静かさです。

にもかかわらず、吸引力は8,000Paとハンディ掃除機や一般的なスティック型コードレス掃除機の最強モードに匹敵

  • カーペットの奥に入り込んだゴミやホコリ
  • ペットの毛や髪の毛
  • 重めの粒ゴミ(猫砂など)

など、家庭内のあらゆる汚れにしっかり対応できるレベルです。

チワワがいる我が家でも、安心して任せられる静かさとパワー。
ペットがいるご家庭でも、安心して使えるのは大きな魅力です。

何より“小さい”という安心感

今回の決め手はここでした。
DEEBOT miniの直径は28.6cm。これまで使っていたオムニは約35cm。
たった6cmの違いですが、その差は意外と大きい。

  • キッチンの椅子の間を通れるか
  • 寝室のベッドの隙間に入れるか
  • 掃除のたびに椅子を動かさなくていいか
ベッドの横にも入っていける

これまでのロボット掃除機は、
「ロボット掃除機に掃除をさせるために、床のものを動かすから、結果的に部屋が片付く」
なんて、笑い話もありました。
でも小さいDEEBOT miniなら、最初からその片付けのひと手間がいらない
小さいけれど、静かに確実に、母の暮らしを支えてくれる存在になってくれるはずです。

体力が落ちてきている母にとっては、この「ひと手間の差」が日々の負担を大きく左右します。
特に手術後の不自由な体には、掃除のために椅子を上げる必要がないというだけで、ずいぶん暮らしも楽になるはずです。

時短家電の購入も家族を支える投資

今回の買い替えは、単なる買い替えではありませんでした。
私が家を離れるタイミングで、母の手術が重なった。
だからこそ、“今できること”として、新しいロボット掃除機を贈ることにしたのです。

母のために。
そして、負担を支えてくれる妻のために。

このロボット掃除機は、ただの家電じゃありません。
私にとっては、家族の暮らしを支えるための確かな「投資」なのです。



【関連記事はこちら】


この他にも、「投資」や「せどり」に関する初心者向けの解説記事をまとめてあります。
よろしければ、こちらから他の記事もチェックしてみてください。

  • このブログの歩き方は ⇒ こちら
  • 資産1億円までのカウントダウンは ⇒ こちら

この記事は、「ちょうどいい自由」を求めて資産形成中の普通の50代サラリーマン「Kei」が、自身の実体験をもとに執筆しています。
⇒運営者プロフィールはこちら

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA