仕入れはできたんですけど、このあとはどうすればいいでしょうか?
いよいよここからが利益に直結する重要なステップです。Amazonに出品登録をして商品を販売してみましょう。
この記事はこんな人に向けて書いています
- せどりを始めたばかりで、FBAと自己発送の違いがわからない方
- どちらの発送方法が自分に合っているか迷っている方
- 発送方法による利益の違いを理解したい方
せどりでは「どこで仕入れるか」「利益がいくらか」が注目されがちですが、仕入れはあくまで「販売のスタートライン」にすぎません。いくらいい商品を見つけても、出品しなければ1円の利益にもなりません。
今回は、Amazonに商品出品する具体的な手順を、初心者にもわかりやすく順を追って解説していきます。
- FBAと自己発送の違いとそれぞれのメリット・デメリット
- 商品の保管方法と出品前の注意点
- 自己発送の優位性と活用方法
- 自分に合った発送方法の選び方
目次
出品前の保管も超重要!商品をきれいに保つコツ
通常、仕入れてからFBA納品や自己発送までの間は、しばらく自宅保管になるかと思います。せっかく苦労して仕入れた大切な商品ですので、商品が傷まないように大切に保管しましょう。
商品の状態が悪くなるとクレームや返品につながることもあるので要注意です!
直射日光・湿気・ホコリを避ける
プラスチック製品や紙製のパッケージは、直射日光にさらされると劣化しやすく、色あせや反り、ベタつきの原因になります。
特に日焼けによるダメージは徐々に進行するため、自分では気づきにくいのが厄介です。
気づかずにそのまま出品・発送してしまうと、「新品なのに汚れていた」「状態が悪い」といったクレームにつながることも……。
安心して販売するためにも、直射日光の当たらない暗所に保管するクセをつけておきましょう。
ペット・タバコなどのニオイ対策も忘れずに
せどり初心者が見落としがちなのが「ニオイ」です。
特にペットを飼っている場合や室内で喫煙している場合、商品にニオイが移ってしまうことがあります。
出品者は自宅の臭いで気づかなくも、開封した購入者は「ニオイが気になる」と感じてしまい、クレームや低評価につながる可能性もあります。
ペットを飼っている場合は、毛が舞わないように商品とは別室で保管するのがベスト。
また、タバコを吸う方は、商品保管部屋を完全に分ける、空気清浄機を設置するなどの対策をおすすめします。
ジャンルごとに分けて保管すると出品がスムーズに
仕入れた商品が増えてくると、出品時に「あれ?あの商品どこいった?」と探すことが増えてきます。そうなると、作業効率がガクッと落ちてしまいます。
わたしも出社前に発送準備をして、発送する商品が見つからず、焦って梱包して間違った商品を発送してしまったことがあります。
そこで、FBA納品するもの、出品者出荷用の「ホビー系」「家電系」で棚や箱を分けて保管しておくことをおすすめします。
こうすることで、出品作業が格段にスムーズになり、納品プラン作成時にも手間を減らせますし、間違いも起きにくくなります。
“管理しやすい=ミスが減る”ので、せどり初心者こそ意識したいポイントです。
ちなみに私も保管している商品を「FBA納品用」「鉄道」「ミニ四駆」等、ジャンル毎に箱分けして、クローゼットの中に大量の「水とりぞうさん」とともに保管しています。

出品方法を選ぼう!出品方法で利益に差!
Amazonには2つの出品方法があります。この2つを上手に使い分けることで、利益に差をつけることも可能です。
Amazonでの出品方法
- FBA(フルフィルメント by Amazon):Amazonが発送も返品対応もぜんぶやってくれるサービス。
- 自己発送:自分で梱包して、ヤマト運輸や郵便局などから発送。
項目 | FBA | 自己発送 |
---|---|---|
発送 | Amazonが代行 | 自分で梱包・発送 |
保管場所 | Amazon倉庫 | 自宅等 |
費用 | 高め(在庫保管手数料・FBA手数料(送料込み)・FBA納品時の送料) | 安め(出品手数料、送料) |
カート取得 | 取りやすい | 取りにくい |
問題発生時の対応 | Amazon | 自分 |
おすすめ | 初心者・時間がない人 | 利益率を上げたい人 |
初めのうちは、FBAがとにかく楽でおすすめです。FBAに送ってしまえば、商品の梱包から発送、返品・返金・クレーム処理まで、出品後の対応は全てAmazonがやってくれます。
ちなみに私も初めはFBA一択でしたが、現在は状況によりFBAと自己発送を使い分けています。
私の出品方法の使い分けは・・・
- FBA納品の量が溜まるまで・・・出品者出荷
⇒販売機会を逃さないため。意外と、FBA納品前に売れていきます。 - ネコポスサイズでAmazonの出品者にFBA利用がいないとき・・・出品者出荷
⇒ネコポスサイズの発送料はFBAに比べて非常に安いため利益UPが狙えます。 - そのほかはFBA
ちなみに、一般的には「高回転商品はFBA、大型・単発商品は自己発送」とする人が多いようです。
自己発送ってなんのため?自己発送の優位性
「FBAのメリットが大きいなら、自己発送は何のためにあるの?」って思う方もいるかと思いますので、自己発送のメリットと私なりの使い方をもう少し詳しく解説します。
利益率UPが狙える!
ネコポスサイズの商品は自己発送した場合、FBA発送より100円くらい送料が安いことが多いので、私はネコポスサイズは基本的に自己発送にして利益の上乗せをしています。
ネコポスサイズの商品は薄利多売のものも多いため、梱包・発送でかなり忙しくなりますが・・・
FBAは、商品サイズ・重量に応じて区分された手数料(送料込み)がかかり、ネコポスサイズの商品でもAmazonの区分では「小型」「標準」サイズとなるため割高な送料となります。
ただし・・・ネコポスサイズ超過の商品は、発送先によってFBAの方が安価となる場合もあります。
注文が入ったら即発送可能!
AmazonのFBA倉庫では、年末商戦(11〜12月)や大型セール(プライムデー、ブラックフライデーなど)の前後に納品の受領が大幅に遅延することがあります。通常時なら、納品してから1〜2日で出品反映されることが多いですが、繁忙期は1週間以上かかるケースも珍しくありません。
しかも、繁忙期はなぜか「Prime」マークもはずれ、発送まで時間がかかってお客さまの希望日に届かず、返品となることも頻繁に発生します。
さらに納得いかないのはFBA都合で発送遅延となっても、返品された場合の送料等は出品者負担・・・
自己発送だと、FBAを経由しないため遅延のリスクなく発送が可能です。
当然繁忙期なので、梱包・発送で死ぬほど忙しくなりますが・・・
物が売れていく感じが新鮮!(個人的感想)
自己発送は、梱包・発送を自分でやらなくてはならないため、頻繁に注文が入ると滅茶苦茶忙しくなりますが、本業サラリーマンの私的には「物販やってるー」感が非常に新鮮です。
まとめ:まずはFBA、慣れてきたら自己発送を試して自分スタイルをつくる!
FBAと自己発送、どっちも使ってみると自分に合う運用スタイルが見えてきます。
せどりは「作業の効率化」も大事なので、利益だけでなく“続けやすさ”も判断基準にしてみてください!
FBA納品するものが決まったら、納品プランの作成になります。(FBA納品するもの以外は、仕入れ時に出品者出荷として出品登録していますのでそのまま。)
次の記事では、Amazon Seller Centralの画面を見ながら納品プランの作成手順を順に解説していきたいと思います。
是非チェックしてみてください。

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この記事は、「ちょうどいい自由」を求めて資産形成中の普通の50代サラリーマン「Kei」が、自身の実体験をもとに執筆しています。
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