FBA納品プランは作れたんですが、実際の梱包作業ってどうやってやればいいか正直わかりません・・・
それ、すごくわかります。私も最初は「どこまで丁寧にやればいいのか?」で悩みました。情報が断片的で、やりながら覚えるしかなかったんです。
この記事はこんな人に向けて書いています
- FBA納品の梱包作業に不安を感じている初心者の方
- 納品時のトラブルやクレームを未然に防ぎたい方
- 効率的で正確な梱包手順を知りたい方
商品の梱包は、「どこまでやるのが正解か」が、本当にわかりにくいんですよね。でも実は、いくつかのポイントを押さえればシンプルにできる作業なんです。
この記事では私がこれまで実際にFBAに納品してきた経験から、「やってよかったこと」「やらずに失敗したこと」をもとに、初心者でも迷わない梱包の手順を注意点を説明します。
- FBA納品前の商品のチェックポイント
- 集荷までの一連の流れと効率的な進め方
- 価格帯に応じた梱包方法の工夫
目次
FBA納品前の準備
商品の外観チェック|壊れ・汚れはクレームの元
FBAに納品する前に、まずは商品の外観チェックを行います。
この時に確認すべきポイントは以下の通りです。
- パッケージに破損・凹みはないか
- ホコリや汚れ、シール跡が残ってないか
- 新品として出品できる状態の見た目か
もし傷や汚れが目立つ場合は、無理にFBA納品せず、別販路で販売することにしています。
私の場合は、商品外観チェックの前に、管理台帳からFBA納品予定の商品をピックアップし、自宅保管しているクローゼットから商品を取り出してテーブル等の上に並べます。
こうしておくと、納品する商品の量をざっくり把握できるので後の工程が楽になります。

段ボール養生|段ボールの段差は意外と危険!
続いて段ボールの組み立てと養生作業です。
まずは、段ボールを組み立てて、底をしっかりOPPテープで止めます。(私はOPPテープを使っていますが、ガムテープでもOKです。)

特にパッケージが繊細な商品では、必須の作業です。ちょっとしたひと手間で、購入者に「気持ちのいい買い物体験」を届けることができる。
それが出品者としての信頼にもつながります。
納品プラン作成と梱包の手順
仮詰め|納品可能な量を確認
段ボールの準備ができたら、納品予定の商品をざっくり仮詰めして「本当に段ボールに全部収まるのか?」を確認しましょう。
この工程を入れておくことで、セラーセントラルに登録した納品数の修正を減らして、納品数相違=納品不備のリスクを下げることができます。
段ボールの容量を確認しながら商品の追加や削減もここで調整しておきましょう。入りきらない商品は次回に回す判断も大切です。

プラン作成|ミスしやすい工程No1!プラン作成は慎重に!
仮詰めで段ボールに入る量や商品種類が見えてきたら、いよいよセラーセントラルで納品プランを作成します。
この工程は、FBA納品の中でも特にミスが多い重要ポイント。事前の準備が不十分だと、後工程で手間やトラブルが発生するので、慎重に進めましょう。
納品プラン作成の手順は、こちらの記事で詳しく解説していますので、初めての方はぜひチェックしてください。
梱包|価格帯で分ける私の梱包ルール!
納品プランを作成すると、「この商品は袋詰めしてください」「液漏れ防止が必要です」など、梱包に関する指示が表示されますよね。
基本的にはこの指示に従って梱包すればOKですが、私の場合、商品の価格帯に応じてもう一工夫しています。
3,000円未満の商品
簡易包装でOK
元のパッケージの上に、商品ラベルをそのまま貼り付けています。
ラベルの位置だけ気をつけて、既存のバーコードが見えないように貼れば問題なし。
10,000円未満の商品
ストレッチフィルムで保護。
商品本体に直接ラベルを貼らずに、全体にストレッチフィルムを巻いてからラベルを貼り付けます。こうすることで箱にラベル跡が残ることを防ぎ、商品の見た目もきれいに保てます。
10,000円以上の商品
プチプチでしっかり梱包。
破損リスクを避けるため、商品全体を丁寧にプチプチで包み、その上から商品ラベルを貼ります。
高額商品はちょっとした凹みや角潰れでもクレームにつながるため、ここは手を抜きません。
高額商品ほど「外箱が潰れていた」「ラベルが直接貼ってあって残念」などのネガティブなレビューや返品率が高まる傾向があります。
特にフィギュアやNゲージなど、外箱も商品の一部とみなされるジャンルでは、外箱の見た目や状態も評価に直結します!
一方、低価格帯の商品にまで、毎回丁寧にプチプチで梱包していると、時間もコストもかさみすぎて非効率。
そのため私は、「手間」と「価値」のバランスを考えて、梱包のレベルを段階的に変えています。
FBA納品で痛い目を見た、高額商品の梱包ミスの話です。
サイズは小さいけれども数万円する「Nゲージ(鉄道模型)」をFBAに納品したときのこと。
車両にはプラスチックの外箱が付いていたので、「プチプチで梱包する必要はないだろう」と判断し、そのままAmazonの袋に入れて納品しました。
プチプチを巻くとサイズが大きくなり、1つの箱に納まりきらなくなるのも理由の一つでした。
商品はすぐに売れましたが、即返品。そして出品者の評価に
「商品を直接袋に入れて送ってくるな!箱が傷だらけ!素人か!」
との厳しいコメント
確かに、数万円する商品を、Amazonの袋に入れただけの状態で届いたら、嫌な気分になるのも無理はありません。(Amazonの梱包は意外と雑です)
返品となれば、購入者も深いですし、出品者も送料や手数料の費用負担が発生します。
お互いにとってデメリットだけしか残りません。
それ以来、私は
- 高額商品は極力丁寧に
- 安価な商品もそれなりに
梱包をしてFBA納品することにしています。
ラベル貼りと箱詰めのポイント
ラベル貼り|納品不備防止の最後の砦!
納品プランに沿って商品の梱包が終わったら、いよいよ商品ラベルの貼り付け作業です。
この工程は、FBA納品の中でもミスが多発しやすい要注意ポイント。
私も過去に、ここで商品を追加・削除してしまい、納品プランとラベル枚数が一致せず、納品不備になったことがあります。
また、ラベルの貼り間違いをしてしまい、違う商品が販売され、クレームになったことも…。
ラベル貼りは地味ですが、「アカウント評価にも影響する最後の砦」です。しっかり丁寧に確認しながら進めましょう。
【ラベルの貼り方例:バーコードの上に重ねて貼付(既存バーコードが見えないように)】


【ラベルの貼り方例:透明パッケージの上から貼付(透け防止も意識)】

ラベルを貼り終えたら、最後にもう一度、次のことを確認しましょう。
- ラベルを貼った数と納品数が一致しているか?
- ラベルの貼り忘れ・貼り間違いがないか?
- 元のバーコードがしっかり隠れているか?
ラベル貼りは単なる作業ではなく、納品全体の正確さと信頼性を支える重要な工程です。たった1枚の貼り間違いで、返品・アカウント評価の低下といったリスクに直結します。
「最後の砦」らしく、慎重に、丁寧に。
ここでのひと手間が、売上と信用を守るカギになります。
箱詰め|きっちり収めてずれ防止!
いよいよ最後の梱包工程、箱詰め作業です。ここでのポイントは、ただ「入れる」のではなく、輸送中の破損や潰れを防ぐ丁寧な配置です。
せっかく丁寧に1商品ずつ梱包しても、段ボールの中で動いて破損しては意味がありません。大切な商品を守るために、最後まで慎重に箱詰めしていきましょう!
すべての商品を丁寧に詰め終えたら、段ボールをしっかり封をして、配送ラベルを見やすいところに貼り付けたら梱包完了です。
集荷のポイント
梱包が終わると、つい「やった、納品完了!」と気が緩みがちですが、段ボールがAmazon倉庫に届くまでは納品作業中です。
最後まで気を抜かずに、確実に集荷依頼をして運送屋さんに引き渡しましょう。
ヤマト運輸の集荷申し込みはWebまたは電話での申し込みとなります(Webの場合は、クロネコメンバーズの登録が必要)
私はクロネコメンバーズに登録してWebから毎回申し込んでいます。
手軽で、履歴管理もしやすくおすすめです。
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集荷の時間指定も計算に入れて納品スケジュールを組みましょう。
まとめ|慣れれば効率アップ!でも焦りは禁物
初めてのFBA納品は、ルールが多く、やることも多く、思った以上に神経を使う作業ですよね。
慣れたり焦ったりで、手順を飛ばして、私も最初は、ラベルの貼り間違いや数量のズレで何度も納品不備になりました。
正直なところ、今でも「慣れ」や「焦り」から手順を飛ばしてしまって、納品不備になることも度々・・・
でも、この記事の手順どおりに進めれば、誰でも確実に納品できます。
慣れてくれば、作業時間もグッと短縮できて、スムーズに商品を送り出せるようになりますよ。
FBAに納品しないと商品の販売は始まりません!
「焦らず・丁寧に・一つずつ」
この基本を意識して、まずは一歩ずつ確実に進めていきましょう!
ちなみに、Amazon販売にはもう一つの販売方法「出品者出荷(自己発送)」があります。
次の記事では出品者出荷の流れや注意点について解説していきます。
是非チェックしてみてください。

この他にも、「投資」や「せどり」に関する初心者向けの解説記事をまとめてあります。
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この記事は、「ちょうどいい自由」を求めて資産形成中の普通の50代サラリーマン「Kei」が、自身の実体験をもとに執筆しています。
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