Amazonせどりで確定申告をするとき、最初に迷うのがAmazonの売上と入金の仕訳です。

Amazonでは、商品代金=入金額として銀行口座に振り込まれるわけではありません。

商品代金から、

✔️Amazon販売手数料
✔️FBA手数料
✔️配送料
✔️値引きや返金などの調整

などが反映され、差引後の金額が留保期間を経て、一定期間ごとにまとめて入金されます。

私は最初、白色申告をした時

「Amazonから振り込まれた金額は、そのまま売上高として計上すればいい」

と思っていました。

しかし、青色申告をするために帳簿のつけ方を改めて確認すると、Amazonから振り込まれた金額を、そのまま売上高として計上するだけでは不十分あることがわかりました。

この記事では、私が実際に行っているAmazonの売上・手数料・入金の仕訳方法を、Amazonとマネーフォワードの実際の画面を使いながら紹介します。

この記事は、私がAmazonせどりで実際に行っている帳簿管理の一例です。
税務上の処理は取引内容や事業の状況によって異なるため、個別の判断が必要な場合は税務署や税理士等に確認してください。

【結論】

💡期中はAmazonの入金単位で、売上や手数料などをまとめて仕訳
年末は、実際の発送日を基準に売上を確認し、年度をまたぐ取引を調整する

私はマネーフォワードのAmazon連携で仕訳候補を作成し、Amazonの取引内容と照らし合わせながら必要な部分を修正しています。

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私の使っている勘定科目一覧|売上・入金編

私が仕訳の時に使っている勘定科目は次の通りです
あまり細かくしてしまうと仕訳が大変になるので、ざっくりと分けています

勘定科目使い方
売上高期中はAmazonの入金単位でまとめて仕訳
年末は発送日基準で年度をまたぐ売上を調整
売掛金Amazonからの支払いと銀行口座への入金をつなぐために使用 ※1
支払手数料Amazon販売手数料・FBA手数料・Keepaなどのシステム利用料 ※2
雑収入FBA在庫の破損・返品などに対するAmazonからの補填

※1 売掛金について
 売掛金は本来、売上が発生しているが、まだ入金されていない金額を管理するための勘定科目ですが、私はAmazonからの支払いと銀行口座への入金を整理するために使っています。
※2 支払手数料について
 私は管理を簡単にするため、Keepaなどのシステム利用料も含めて支払手数料にまとめています。

Amazonの売上・手数料・入金の関係

Amazonでは、商品が発送されると売上が計上され、その後Amazon上で販売手数料やFBA手数料、配送料、返金などが反映されます。

Amazonで売り上げ確定から入金までの流れ

例えば、10,000円の商品を販売して、Amazonの各種手数料が2,000円だった場合、銀行口座に入金される金額は8,000円になります。

この場合の仕訳は

✔️売上高 10,000円
✔️支払手数料 2,000円
✔️売掛金 8,000円

になります。

売上高・支払手数料の仕訳

実際の帳簿では、1商品ごとに仕訳をすると非常に手間がかかるため、期中はAmazonからの入金単位で仕訳をしています。

次の図は、セラーセントラルのペイメントダッシュボードと仕訳の関係を示した図です。

ペイメントダッシュボードと仕訳の比較図

これを仕訳すると次のようになります。

借方勘定科目金額貸方勘定科目金額
売掛金416,454
売上高565,587
支払手数料150,734
雑収入※1,601
567,188567,188

※ 雑収入について
 この例では、Amazonからの補填金1,601円が含まれていたため、雑収入として処理しています。

この取引では、借方と貸方の合計が567,188円で一致します。

銀行入金時の仕訳

最後に、Amazonから銀行口座へ実際に入金された時の仕訳を行います。

この入金は、それまで帳簿上で管理していた売掛金が入金される形になります。

先ほどの例の場合

借方勘定科目金額貸方勘定科目金額
普通預金416,454売掛金416,454

この仕訳によって、

✔️銀行口座の残高
✔️帳簿上の金額

が一致し、売掛金は帳簿上から消えることになります。

マネーフォワードでAmazonの売上・入金を仕訳する方法

以前はAmazonのペイメント画面を確認しながら、自分で売上や手数料を集計して仕訳していました。
現在は、マネーフォワード クラウド確定申告とAmazon出品者アカウントを連携して半自動で帳簿を作成しています。

私が利用しているのは、Amazon.co.jp(出品者アカウント)決済期間集計です。

この機能を利用すると、Amazonの決済期間ごとに売上やAmazon手数料などのデータが取り込まれ、仕訳候補が自動で作成されます。

マネーフォワードの連携画面

マネーフォワード クラウド確定申告とAmazon出品者アカウントの連携は次の流れで行います。

  1. マネフォワードの「データ連携」→「新規登録」を選択
  2. 検索窓に「amazon」と入力
  3. Amazon.co.jp(出品者アカウント)決済期間集計を選択
  4. 画面の案内に従ってAmazon出品者アカウントで認証する
  5. マネーフォワードのホームで必要に応じて、Amazonのワンタイムパスワードを入力して連携を完了する

Amazon連携で作成された仕訳候補を確認する

Amazon連携を設定すると、決済期間ごとにデータが取り込まれ仕訳候補が作成されます。

実際に作成された仕訳がこちら

実際に自動で作成された仕訳候補
実際に自動で作成された仕訳候補
借方勘定科目金額貸方勘定科目金額摘要
売上高185,655売上 商品代金
売上高18,676売上 税金
未確定勘定12,110売上 在庫の払い戻し
預り金1,881売上 配送料
支払手数料54,896支出 Amazon手数料
支払手数料4,931支出 FBA手数料
預り金4,556支出 配送料
売上値引・返品789支出 プロモーション割引額
未確定勘定461支出 その他
未収金152,689受取
218,322218,322

ペイメントダッシュボードの項目単位に取り込まれて、自動で仕訳候補が作成されています。

ペイメントダッシュボード

自動で作成された仕訳を確認・修正する

マネーフォワードが自動で作成された仕訳候補をそのまま登録するのではなく、私は普段使っている勘定科目に合わせて修正しています。

今回は主に次の部分を変更しました。
私はAmazonの配送料やプロモーション割引など、売上に関連する調整については、管理を簡単にするため売上高の増減として処理しています。

✔️「未確定勘定」→ 在庫の払い戻しなので「雑収入」
✔️「預り金」→ 配送料として受け取った金額なので「売上高」
✔️「未収金」→ Amazonから銀行へ入金されるまで管理するため「売掛金」
✔️配送料やプロモーション割引などの支出 → 売上を減額する形で「売上高」

借方勘定科目金額貸方勘定科目金額摘要
売上高185,655売上 商品代金
売上高18,676売上 税金
雑収入12,110売上 在庫の払い戻し
売上高1,881売上 配送料
支払手数料54,896支出 Amazon手数料
支払手数料4,931支出 FBA手数料
売上高4,556支出 配送料
売上高789支出 プロモーション割引額
売上高461支出 その他
売掛金152,689受取
218,322218,322

マネーフォワードを使えば、Amazonの売上や手数料を自分で集計する作業はかなり減らせます。
ただし、自動で作成された仕訳候補をそのまま登録するのではなく、Amazonの取引内容と照らし合わせて勘定科目を確認・修正しています。

私がAmazon・クレジットカード・銀行口座をマネーフォワードと連携して、帳簿作成を効率化した方法はこちらの記事で詳しく紹介しています▼

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Amazonから銀行に入金されたときの仕訳

Amazonから銀行口座へ入金されると、銀行口座との連携によってマネーフォワードにも入金データが取り込まれます。

今回の入金額は、先ほどAmazonの決済期間集計で売掛金として計上した152,689円です。

銀行口座入金時の仕訳画面
銀行口座から自動で取り込まれた仕訳候補

自動で作成された仕訳候補では、貸方が「売上高」になっていました。

このまま登録すると、Amazonの売上を再び計上することになってしまうため、貸方を売上高から売掛金に修正します。

修正後の仕訳

これで、Amazonの決済時に計上した売掛金152,689円が、銀行への入金によって消し込まれます。

年をまたぐ場合だけ通常の仕訳とは別に確認する

普段のAmazon売上は、マネーフォワードのAmazon連携で仕訳候補を作成し、内容を確認・修正しています。

ただし、年末だけは別に確認が必要です。

Amazonでは、

12月に商品を出荷 → Amazonの決済処理は翌年1月

となる取引があります。

こうした年をまたぐ取引は、当年分と翌年分に分けて処理する必要があります。

年をまたぐ売上の確認方法や仕訳については
こちらの記事で詳しく紹介しています▼

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まとめ|Amazon連携で売上・手数料の仕訳を効率化

Amazonせどりの売上は、銀行口座に振り込まれた金額をそのまま売上高として計上するのではなく、売上・Amazon手数料・入金を分けて考える必要があります。

私の場合は、

  1. マネーフォワードとAmazon出品者アカウントを連携
  2. 決済期間ごとに作成された仕訳候補を確認
  3. 売上・Amazon手数料などの勘定科目を必要に応じて修正
  4. 差引後のAmazonから受け取る金額を売掛金として整理
  5. 銀行に入金されたら売掛金を消し込む
  6. 年末だけは年をまたぐ取引を別に確認

という方法で処理しています。

以前はAmazonのペイメント画面を確認しながら自分で集計していましたが、マネーフォワードと連携してからは、売上や手数料を集計する作業がかなり減りました。

私はAmazonせどりの帳簿作成を効率化するために、

マネーフォワード クラウド確定申告

を使っています。

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この記事は、私がAmazonせどりで実際に行っている帳簿管理の一例です。
税務上の処理は取引内容や事業の状況によって異なるため、個別の判断が必要な場合は税務署や税理士等に確認してください。

FAQ

Q.Amazonの補填金は売上に含めなくていいのですか?

A.私は、雑収入として処理しています。
FBA在庫の破損・紛失・返品時の補填金は、商品販売による売上とは性質が異なるため
雑収入として整理しています。

Q.Amazonから振り込まれた金額をそのまま売上にしていますか?

A.私はしていません。
Amazonでは商品売上から販売手数料やFBA手数料などが差し引かれて入金されます。
売上は売上高、Amazon手数料は支払手数料、差引後のAmazonから受け取る金額は売掛金として整理しています。
銀行に入金された際は、売掛金を消し込んでいます。

Q.売掛金を使うのはなぜですか?

A.Amazonの支払いと銀行の入金までに時間差があるために使っています。
入金時には売掛金がゼロになるため、残高管理も比較的わかりやすくなります。

Q.マネーフォワードとAmazonを連携すれば仕訳は完全自動になりますか?

A.完全自動は難しいと思います。
Amazonの売上や手数料などから仕訳候補を作成してくれるため、手入力する作業はかなり減ります。
私はマネーフォワードが設定した勘定科目と普段使っている勘定科目が異なることがあるため、内容を確認して必要な部分を修正しています。


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