せどりって色んな種類があるみたいですが、どれが自分に合ってるのか分かりません…
その気持ち、わかります。せどりにはいくつかのスタイルがあるので、あなたの生活スタイルや性格に合ったやり方を選ぶことが成功のカギです!今回は4つのスタイルを具体的に紹介しますね
せどりは「どこで仕入れるか」「どんな商品を扱うか」で、大きく4つのスタイルに分けられます。それぞれ、難易度や労力、収益期待度に違いがあります。
タイプ | 特徴 |
店舗 × 新品 | 実店舗で新品を仕入れて販売 |
店舗 × 中古 | 実店舗で中古品を仕入れて販売 |
電脳 × 新品 | ネット通販で新品を仕入れて販売 |
電脳 × 中古 | フリマアプリ等で中古品を仕入れて販売 |
せどりを始めるあなたにぴったりのスタイルを見つけてみましょう。
目次
収益期待度vs手軽さ!「店舗」「電脳」せどりの違い
店舗せどり
難易度:★☆☆☆☆ 労力:★★★★★ 収益期待値:★★★☆☆
店舗せどりは、家電量販店・ショッピングモール・リサイクルショップ等のリアル店舗で、利益が出る商品を探して仕入れるスタイルです。直接、店舗で商品を探すのでライバルが少なく、掘り出し物に出会える可能性が高いです。
- 商品の状態やパッケージの汚れ・潰れ等を自分の目で見て確認できるので、トラブルを回避しやすい。
- セール品・在庫処分品・廃盤品などが棚の片隅に眠っていることもあり、予期せぬ高利益商品を見つけることがある。
- 店舗移動の手間と時間がかかり、ガソリン代・駐車場代・電車代等の移動コストもかかる。
- 片っ端からバーコードを読み取るには意外と体力がいる。また、周囲の目線が気になり精神を削られる。
- ライバルが多い都市部では競争になることもあり、利益商品を見つけられないこともある。
- 店舗の在庫に限りがあり大量仕入れが難しい。
「せどりの基本は店舗せどり!」ということで、私も店舗せどりから始めましたが、
- 家の近くにあまり店舗がない。
- 中腰でバーコードをスキャンし続ける体力がない。
- 店員の視線が気になって挙動不審になる。
ということで、私にはあまり向いていませんでした。店舗せどりでは、この他「ルートせどり(回収)」という手法もありますが、初心者には難易度が高いため今回は紹介を見送ります。
電脳せどり
難易度:★★★☆☆ 労力:★☆☆☆☆ 収益期待値:★★☆☆☆
電脳せどりは、実店舗ではなくネットショップで仕入れてamazonで販売するスタイルで、代表的な仕入れ先は
- Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング
- ヤフオク、メルカリ、ラクマ
- Qoo10、ヨドバシ、Joshin、あみあみ などの通販サイト
PCとネット環境があれば、いつでもどこでも自宅でリサーチ、仕入れが完結するため本業や家事が忙しい人でも取り組みやすいスタイルです。
- リサーチ・仕入・発送が自宅で完結でき、スキマ時間でせどりができるため、副業として取り組みやすい。
- ネット上で在庫を集められるため、大量仕入れができやすい。
- 各種ポイント等を活用することで利益率を高めることができる。
- 体力や精神力が疲弊しない。
- 全国のせどらーがライバルとなるため、利益商品の争奪戦になりがち。
- 電脳せどりで仕入れた商品は価格競争にもなりやすい。
- 実物を確認できないため、仕入れた商品の状態が悪い・パッケージが破損していることがある。
- 商品到着までに時間がかかり、販売タイミングが遅れ、利益がなくなることがある。
- PCの作業時間が長くなり、肩・腰が痛い(私の感想)
電王せどりと店舗せどりのメリット・デメリットは、対の関係です。手軽に始めるなら「電脳」、利益を追求するなら「店舗」って感じでしょうか。
私は、店舗せどりから初めましたが、本業があり店舗に行く時間があまりとれなかったため、今ではほぼ100%電脳せどりになっています。
手軽にできることと、周囲の目を気にしなくて良いことが、電脳せどりを選んだ決め手になっています。電脳せどりは、周囲の目を気にせずに、納得いくまでじっくりとPCの前でリサーチできますしね。
業や家事が忙しい人には「電脳せどり」がおすすめ。「電脳せどり」はスピード勝負なので、こまめなサイト確認で利益商品をGETしよう。
利益率vsトラブル回避!「新品」「中古」せどりの違い
新品せどり
難易度:★★☆☆☆ 労力:★★☆☆☆ 収益期待値:★★☆☆☆
新品せどりは、メーカー・卸問屋・小売店等から「未使用・未開封」の商品を仕入れて、Amazonで販売するスタイルです。新品のため、動作不良や傷等のクレームが起きにくく、初心者にも取り組みやすいスタイルです。
- 動作不良、パーツ欠品等の心配が少ないため、クレームになりにくい。
- 商品の清掃、写真撮影、説明文作成等の煩雑な出品作業が不要で、手軽に出品が可能。
- 同じ仕入れを繰り返し仕入れることができ、同一商品で繰り返し利益をとることが可能。
- 商品の状態が均一のため、仕入判断を付けやすい
- 現在進行形で販売されている商品が多く、価格競争になりやすい。
- 仕入単価が高くなりなりがち。
- 有名ブランドの商品はAmazonの出品規制に引っかかり、出品できない場合がある。
新品せどりは、商品の状態が均一のためクレームになりにくく、仕入れも比較的容易で、初心者にもおすすめです。ライバルが多いので価格競争になりがちですが、ライバルの少ない利益商品を発見できれば、同一商品を繰り替えし販売することで安定的に利益を確保することができます。
Amazonで新品として出品できないもの
- 個人(個人事業主を除く)から仕入れられた商品。
- メーカー保証がある場合、購入者がメーカーの正規販売代理店から販売された商品と同等の保証(保証期間など)を得られない商品(たとえば、メーカー保証がある場合に、すでにメーカーが定める保証期間が始まっている、または保証期限が切れている商品など)。
- プロモーション品、プライズ品、おまけに関しては、出品自体は許可されていますが、「新品」としては出品できません。出品する場合は、コンディションガイドラインに沿って中古品として該当するコンディションで出品してください。
- Amazon.co.jp限定商品としてAmazonによって販売されている商品(Amazonが特別に承認している場合を除く)。
この他、商品ジャンル別・コンディション別に出品ジャンル(新品、ほぼ新品等)が細かく分類されています。
中古せどり
難易度:★★★★★ 労力:★★★★★ 収益期待値:★★★★★
中古せどりは、リサイクルショップやフリマアプリ、オークションサイト等から一度人の手に渡った商品を仕入れて再販するスタイルです。Amazonでは「個人(個人事業主を除く)から仕入れられた商品」は新品として出品できないため、新品・未開封品であってもフリマ・オークションサイトから仕入れたものは中古として出品することになります。
- 仕入単価が安く利益率が高い。
- 同じ商品であっても、コンディション・付属品有無等が違うため、価格競争が起きにくい。
- 検品・清掃・動作確認等を丁寧にする必要があり、出品までに手間がかかる。
- 写真撮影・説明文作成等、商品ページの作成に手間がかかる。
- 動作不良、説明文と違う等、返品・クレームのリスクが高い。
- 古物商許可が必要。
- 利益商品を見つけるには商品知識が必要。
中古品せどりは、なんといっても高い利益率を狙えることが魅力です。一方で、中古品を扱うため、仕入後の検品・清掃・動作確認、出品前の商品ページ作成等、新品せどりに比べて労力がかかり高い商品知識が必要になります。
また、中古品販売をするためには古物商許可を取得する必要があり、未取得のまま販売をすることは古物営業法違反となります。
以上のことから、中古せどりは初心者というより中・上級者向けのせどりであると言えます。
古物商許可を取らずに中古品を継続的・営利目的で販売すると、古物営業法違反となります。中古品を扱う際には、必ず古物商許可を取得しましょう。
「古物営業の許可を受けないで古物営業を営んだ者は、3年以下の懲役または100万円以下の罰金に処する」
— 古物営業法 第31条 第1項
【まとめ】あなたに合ったスタイルで無理なくスタートしよう
スタイル | 難易度 | 収益期待値 |
店舗 × 新品 | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
店舗 × 中古 | ★★★★★ | ★★★★★ |
電脳 × 新品 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
電脳 × 中古 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
せどりはどのスタイルでも稼げるチャンスがありますが、重要なのは「自分に合った方法」を選ぶことです。私は「電脳×新品」せどりを中心に、たまに店舗せどりでお宝さがし感を楽しんでいます。
最初は小さく始めて、自分の得意なスタイルを見つけていきましょう!
次回は、「仕入判断」について。
「どんな商品を選べばいいの?」「利益が出るかどうかの見極め方は?」というテーマを、私の実体験を交えて詳しく解説します。
ぜひチェックしてみてください。
