プチプチって、100均で買うのとネットでまとめて買うの、どっちが安いですか?
両方試しましたが、価格だけじゃなく“調達のしやすさ”や“年間コスト”まで考えると結論はハッキリしています。数字と体験談を交えて比べてみましょう
この記事はこんな人に向けて書いています
- プチプチが何かわからない人
- プチプチをどこで買うのが一番お得か知りたい方
- 「ちょっとだけ買いたい」と「継続的に使いたい」の境目で悩んでいる方
プチプチ(エアーキャップ)は、せどりで欠かせない梱包資材。
一見すると安くてどこでも買える100均が便利に思えますが、発送数が増えると年間では大きな差になることもあります。
この記事では、100均とネット通販のプチプチを価格・調達のしやすさ・年間コストという観点で徹底比較します。
そのほかの梱包資材もまとめて知りたい方はこちら
👉初心者必見!せどりの梱包資材13選|最初に揃える必須アイテムを徹底解説
- 100均プチプチの価格と特徴
- ネット通販プチプチの価格と特徴
- 1mあたりの単価比較とコストシミュレーション
目次
プチプチとは
せどりやネット販売を始めたばかりの人がまずお世話になる梱包資材が「プチプチ」です。
でも実は「プチプチ」は正式名称ではありません
「プチプチ」の正式名称
「プチプチ」は川上産業株式会社の登録商標で、正式には「気泡緩衝材」と呼ばれます。
他にもメーカーによって呼び方が異なり、たとえば:
- 川上産業 … プチプチ
- 酒井化学 … エアーキャップ
- アキレス … エアセル
といったように、メーカーごとに様々な呼び方がありますが、基本的な使い方は全て同じです。
Amazon公式ではプチプチのことを「エアキャップ」と呼んでいます。
壊れやすい商品は、保管、配送準備、購入者への配送中に破損して安全上の問題を起こさないように梱包してください。壊れやすい商品は、しっかりした6面体の箱か、安全性の確保されたエアキャップで梱包し、商品が一切露出しないようにする必要があります。(セラーセントラル ヘルプから抜粋)
私は初めてこの説明を読んだとき、
「エアキャップって別の梱包資材なのかな?」と思い、ホームセンターを探し回りました。
あとで調べてみると、エアキャップ=プチプチのこと。
同じものを違う名前で呼んでいただけでした。
微妙に「エアーキャップ」と表記が違うのも、何か意味があるのでしょうか?
せどりを始めたばかりの頃は、こうしたちょっとした言葉の違いでも迷うものです。
でも、気になったことをそのままにせず、一度調べて理解しておくことが、最終的にせどり全体をスムーズに進める近道だと思います。
「プチプチ」の役割
中に空気の入った小さな粒(気泡)が衝撃を吸収し、商品を落下や振動から守ってくれます。
AmazonのFBA納品や自己発送では、主に以下の目的で使われます。
- 外箱や封筒の中で商品が動かないように固定する
- 箱の角に当たる衝撃をやわらげる
- 壊れやすい商品の破損を防ぐ
見た目はシンプルですが、「商品を守る最後の砦」ともいえる存在。
扱う商品や発送方法に合わせて、最適なタイプを選ぶことが大切です。
プチプチの種類
一口にプチプチといっても、様々なタイプがあります。
主に「形状」と「気泡のサイズ」で分類されます。
形状による違い
プチプチには、使い方や梱包する商品の大きさに合わせていくつかの形状があります。
以下に用途と特徴をまとめました。
| 形状タイプ | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|
| シートタイプ | カットして使用するシート状のプチプチ | 小型・平たい商品の梱包向き |
| ロールタイプ | カットして使用する円柱状のプチプチ | 大型商品の梱包が可能。カットしてシートタイプとしても利用可能 |
| 袋タイプ | 袋状に加工されたプチプチ | 書籍・CD・DVDなど梱包向き。手軽に綺麗な梱包が可能 |


梱包の手間を減らすために袋タイプや、初めから小さくカットされているシートタイプを私も最初はよく使っていました。
商品サイズにピッタリ合えば確かに時短になり便利なのですが、実際にせどりで扱う商品は形や大きさがバラバラ。
「ちょっと大きすぎて封筒に入らない」「逆にスカスカで余白ができてしまう」など、サイズが決められたプチプチでは対応できないケースが多々ありました。
また、クリックポストやネコポスは厚さに制限があり、ぴったりと梱包されていないとサイズオーバーとなることもしばしば。
はじめからサイズが決まっているプチプチの場合は、わざわざカットしないといけない場合も。
特に私の場合は、フィギュア等の立体的な商品を扱うことが多く、袋タイプではうまく入らないこともありました。
色々と試行錯誤した結果、60cm×42mのロールタイプを購入して、
- 小型商品:20cm程度の幅にカットしておき、商品サイズに合わせて調整
- 大型商品:商品サイズに合わせてロールから直接切り出し
の方法に落ち着きました。
少し手間は増えますが、どんな商品にも対応でき、結果的に一番効率的でした。
一見、袋タイプが手軽でよさそうですが、私のように様々なサイズ・形の商品を扱う人には、ロールタイプやシートタイプの方が柔軟で使いやすいと思います。
気泡サイズによる違い
形状の違いの他、気泡のサイズにも種類があります。
安全な梱包には適切な気泡サイズのプチプチを選択することが重要です。
| 種類 | 気泡サイズ | 用途 |
|---|---|---|
| 小粒 | 直径約7mm、粒高約2.5mm | しなやかで扱いやすいが、強度はやや弱い |
| 中粒 | 直径約10mm、粒高約3.5mm | 扱いやすさと強度のバランスが取れている |
| 大粒 | 直径約20mm、粒高約8mm | 十分な厚みがあり、少量で強度確保が可能 |
実は私は、プチプチに気泡サイズの違いがあることを知りませんでした。
この記事を書くにあたって、プチプチを調べて初めて「小粒・中粒・大粒」というサイズの定義があることを知りました。
ちなみに、私が今使っているのは中粒タイプ。
確かに、梱包するときも扱いやすく、きれいに仕上げることができます。
厚みもしっかりとあり、壊れやすい商品でも安全な梱包ができます。
たまにリサイクルのプチプチを使うこともありますが、「なんかペラペラだな」と感じるものもあります。
今手元にリサイクルのプチプチがないので、断言はできませんが、それは恐らく小粒タイプ。
小粒タイプは、商品を包むには非常に扱いやすくきれいに梱包ができますが、厚みという点では不安感があります。
小型・壊れにくい商品のみを扱うのであれば小粒タイプで十分ですが、さまざまな商品を扱う場合は、中粒タイプを使用するのがおすすめです。
購入先別プチプチ特徴比較
100均の特徴
100均は「少量を手軽に買える」というのが最大のメリットです。
「とりあえず試したい」「お試しで初めて見たい」という初心者には最適です。
小ロットで購入できるため、保管スペースが限られている人やお試し利用にはお勧めです。ただし、1m2あたりのコスパは低くなり、都度購入しに行く手間も増えます。
- 幅50cm×長さ5mで200円。1m2あたり80円
- 中粒タイプ
- 触り心地はネット通販のものと変わらず
ネット通販の特徴
ネット通販は「手間が少なく、ロール買いするとコスパがいい」が最大のメリットです。
長いロールで購入できるので、買い足す手間もありません。
コスパで考えると、継続してせどりをするならネット通販一択です。
ただし、ロールの状態で来るので、保管スペースが必要になります。
- 幅60cm×長さ42mで1,054円。1m2あたり41.8円
- 中粒タイプ
- 触り心地は100均のものと変わらず
- 縦60cm、幅35cmの保管スペースが必要
まとめ
| 比較項目 | 100均 | ネット通販 |
|---|---|---|
| 購入しやすさ | 〇(すぐ買える) | ×(届くまでに時間がかかる) |
| 1m2あたり単価 | ×(80円) | ◎(41.8円) |
| ロール長さ | 5m | 42m |
| 保管スペース | 50cm×20cm×15cm | 60cm×35cm×35cm |
| 向いている人 | 初心者・お試し派 | 継続利用 |
まとめ
プチプチは、商品を守るための欠かせない梱包資材です。
100均で手軽に購入できるのは大きなメリットですが、長くせどりを続けるなら、コスパと作業効率の両面でネット通販のロールタイプが有利です。
私自身、最初は封筒タイプやカット済みのプチプチを使っていましたが、最終的にはロールタイプに落ち着きました。
どんな形の商品にも対応でき、結果的に一番効率的だったからです。
プチプチは自己発送でもFBA納品でも、使用頻度が高い梱包資材です。
ネット通販のロールタイプでも、1,000円程度で購入可能なため、それほど大きな初期投資にはなりません。
保管スペースに余裕があるのであれば、最初からロールタイプを選ぶのがお勧めです。
長く使うほど、その差を実感できるはずです。
【関連記事はこちら】
- 初心者必見!せどりの梱包資材13選|最初に揃える必須アイテムを徹底解説 ⇒ 【記事を確認】
- 【比べてみた!】せどり梱包に最適なOPPテープ|100均vsネット通販の特徴とコスト ⇒ 【記事を確認】
- 初心者必見!初めてのAmazon自己発送手順ガイド ⇒ 【記事を確認】
ぜひチェックしてみてください。
【お問い合わせ・プライバシーポリシー】
お問い合わせ等は、以下のリンクからご確認ください。



